イベントレポート 東京オートサロン 2025
篠原ともえさんがデザインのもとになる「モデリスタ エンブリオ」とトヨタbZ4Xベースの「コンセプト・ゼロ」に感動
2025年1月11日 14:17
- 2025年1月10日~12日 開催
モデリスタ(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)は、1月10日~12日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されている東京オートサロン 2025に出展。同社のスタイリングのもとでもありブランドの“新化”を表現した「MODELLISTA EMBRYO」と、それに沿ってトヨタ自動車「bZ4X」をモデリスタデザインに具現化した「MODELLISTA CONCEPT ZERO」を展示した。
ブースコンセプトは「新化」
モデリスタブースのプレスカンファレンスでは、代表取締役社長の西脇憲三氏がまずブースの説明を行ない「今年のモデルスタブースのコンセプトは『新化』。昨年発表した上質、洗練、五感に訴える機能をベースにした新しい世界観を表現した。車両の展示、オリジナルフレグランスの体験コーナー、グッズの販売、そしてガレージライフの提案など、みなさまに五感を使って楽しんでいただけるブースとした」と説明した。
続いて、ゲストの篠原ともえさんが、今日のために自身でデザインした衣装で登場した。
2024年にもゲストとして訪れた篠原さんは「前回このモデリスタのステージに登壇させていただいたときに、五感に響く機能を大事にしているという言葉がとっても印象に残った」とし、今回は五感をイメージしたイラストレーションを仕上げ、衣装もブースに舞っている透明感のある生地と合わせたものだという。
モデリスタについても「五感に響く機能をコンセプトとし、新化していくと宣言をされていたときにかっこいいなと思っていた」と振り返り、これからアンベールされる2つの展示を示し「モデリスタの本気度に注目していきたい」と語った。
続いて、MODELLISTA EMBRYOとMODELLISTA CONCEPT ZEROをアンベール、西脇氏はEMBRYOには日本語で「胚」という意味があり「成長とともにさまざまな機能に変化していく人間の細胞のおおもとのようなこと」とし「さまざまな面や線が機能的に融合した塊は、見る角度によってさまざまな表情に変わる。その動的とも言える表情は、われわれにきっとさまざまなインスピレーションを与えてくれるのではないかと思っている」と説明した。
MODELLISTA EMBRYOを見た篠原さんも「息を飲むほど。まさに五感を刺激してくれる存在。どの角度から見てもひとつとして同じフォルムがなく、個性の集まった美しさを体現しているフォルムで、これからの未来を示唆するような見とれてしまうシルエットで感動した」と感想を述べるとともに「曲線的ですがインパクトがあるので、インスピレーションが私の中に入り込んで、これからの創作活動にもつなげていきそう」と絶賛した。
トヨタ bZ4XをベースにしたMODELLISTA CONCEPT ZEROは、西脇氏が「エンブリオからの文化・進化を遂げて、具体的な形をイメージし、バッテリEVのbZ4Xをベースに空気の流れをデザインすることで乗り心地の向上も図る。そんなカスタマイズを具現化した」と説明。
篠原さんも「上質洗練、五感に響く機能ということが、このような答えとして形になるんだと、今も感動している」と言い、フロント部の空力を意識したデザインなどを見て、こだわりに感動していた。
西脇氏は「機能というのは人によって解釈、定義が違い商品によっても違ってくると思うが、目指したいのは美しいって思うものには、その裏側に機能がある。美しさには機能が存在する、そんなことを目指していきたい」とした。
篠原さんデザインのバンダナプレゼントや、オリジナルフレグランスを体験できるブース
なお、今回のサプライズとして篠原さんが五感をデザインしたバンダナを来場者にプレゼントすることが発表された。モデリスタ公式Instagramを新規フォローした人に、カンファレンスの後から配布が開始された。
ブースでは、そのほかにヨドコウとMODELLISTAとのコラボレーションによって生まれた「Collaboration Garage」を展示した。
モデリスタブランドの世界観を表現するオリジナルフレグランスを実際に体験できるコーナーなどを設置。販売スペースではオリジナルフレグランスをはじめモデリスタグッズをその場で購入することもできる。