ニュース

ヤナセ、松戸支店「メルセデス・ベンツ松戸」が7月7日移転オープン

展示スペースに「AMGパフォーマンスセンター」新設。2台のAMGモデルを常時展示

2016年7月7日14時 営業開始

 ヤナセは、千葉県松戸市の「ヤナセ 松戸支店」(メルセデス・ベンツ松戸)を新店舗に移転して7月7日から営業を開始した。

 今回の移転リニューアルでは、従来の松戸支店があった松戸市北部の北小金エリアから、市内中心部の岩瀬エリアの国道6号沿いに移転。JR 松戸駅や新京成 上本郷駅からも徒歩圏内となり、より多くの来店者を迎えることが可能になる。

 メルセデス・ベンツの最新CI(コーポレート・アイデンティティ)に基づいた開放的なショールームは、従来の松戸支店が3台分の展示スペースだったのに対し、9台まで展示可能なスペースに拡張されているほか、2台分のスペースはメルセデス・ベンツのハイパフォーマンスブランド「メルセデスAMG」の車両を展示する「AMGパフォーマンスセンター」として展開される。

 また、ヤナセグループのメルセデス・ベンツ販売店では初となる「ワークショップビューラウンジ」や、半個室スタイルの商談スペースを設けるなど、来店者とスタッフのコミュニケーションにも新しいコンセプトを採用。営業開始前日の7月6日には開所式が開催され、集まった報道陣向けに店舗の内覧会が実施された。

2178m2の敷地に床面積1549m2の店舗を自社物件として新築

 千葉県の松戸市内を走る国道6号沿いに位置する新店舗では、9台の車両が展示可能なショールームと5ベイのサービスワークショップを備え、26名のスタッフが来店者に対応する。2台分のスペースを割いた「AMGパフォーマンスセンター」は、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスブランド「メルセデスAMG」の車両2台を常時展示。取材時には4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンから340kW(462PS)を発生する「メルセデスAMG GT」と、375kW(510PS)を誇る「メルセデスAMG GT S」の2台のクーペが展示されており、壁面のディスプレイにはAMGのパフォーマンスを紹介するムービーが流れていた。

メルセデスAMG GT
メルセデスAMG GT
メルセデスAMG GT S
メルセデスAMG GT S

 ヤナセのメルセデス・ベンツ販売店では初の試みである半個室化された商談スペース2室では、セールススタッフがiPadをディスプレイに接続し、購入者の要望に応じたオプションの選択などをディスプレイ表示を見ながら進められるようになっており、ほかの来店者に気兼ねすることなく、購入者の自由なリクエストに対応できるように配慮されていた。

 また、メンテナンスでの来店者が作業完了を待つスペースは、大きなガラス窓越しに作業内容を見ることができる「ワークショップビューラウンジ」となっており、最新の設備を用いた各種作業の一部始終を見学することが可能だ。

半個室スタイルの商談スペース。セールススタッフが持つiPadをディスプレイに繋ぎ、オプション品の選択などが行なえるだけでなく、購入に関する情報の検索なども可能
ガラス越しに作業を見ることができる「ワークショップビューラウンジ」。作業完了を待つ時間で壁面に設置されたコンセントやUSB端子でスマートフォンなどを充電することもできる
5ベイのサービスワークショップには最新機器を備え、メンテナンスやオプション品の装着、検査までが行なえる
ショールーム内にはメルセデス・ベンツオリジナルグッズも展示。キーリングからゴルフバッグまで、さまざまなグッズが入手可能
ヤナセ 松戸支店 店舗概要

所在地:千葉県松戸市緑ヶ丘 1丁目111番地
TEL:047-382-5505
営業時間:9時30分~19時(日曜日と祭日は9時30分~18時)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業)、お盆、年末年始

「松戸支店を経常利益1億円の店舗に」とヤナセ 代表取締役社長 井出氏

挨拶と祝辞に立った株式会社ヤナセ 代表取締役社長 井出健義氏

 7月6日に行なわれたヤナセ 松戸支店の開所式では、主催者挨拶にヤナセの代表取締役社長執行役員 井出健義氏が登壇。井出氏は「ヤナセ 松戸支店と千葉営業本部の長年の夢でもあった、国道6号と言う幹線道路に53mほど接している非常に立派な建物ができた。AMGパフォーマンスセンターの併設や、窓越しに作業を見ることができるワークショップビューラウンジをヤナセとして初めて設けた工場も完成した。この新装開店を機に、ぜひ松戸支店も経常利益1億円を狙っていただきたいと思っている」と語った。

 さらに井出氏は「国道6号 下り車線にあった旧松戸支店の店舗は、中古車を販売するサーティファイドカーセンターとして運営するので、新しい松戸支店は新車、中古車、保険などさまざまな営業が行なえるので、大いに頑張ってほしい。松戸と言えば、『マツモトキヨシ』の創業者として有名な松本・元市長が昭和44年に設けた『すぐやる課』を思い出す。市民を大切にする姿勢が受け継がれ、日本経済新聞の調査では、共稼ぎで子育てしやすい街として千葉県では1位、全国でも9位。高齢者介護に関する調査でも、千葉県では2位と聞いている。『すぐやる課』に掲げられている『すぐやらなくてはならないもので、すぐにやり得るものは、すぐにやります』という松本・元市長の書は、お客様に対する感謝の心を軸として、お客様第一のサービスを徹底するヤナセにも通ずるもの。お客様のご要望に正確、安全、かつスピードを持って応え、夢と感動に溢れる“クルマのある人生”を届けてください」と述べ、松戸支店に対しするマネージメント側からの要望もコメントしていた。

メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役副社長 荒垣信賢氏

 来賓として出席したメルセデス・ベンツ日本 代表取締役副社長の荒垣信賢氏は、「きれいな新しい店舗に、AMGパフォーマンスセンターとワークショップビューラウンジがあり、さらに旧店舗をサーティファイドカーセンターとすることは、まさに私たちが目指しているコンセプトに合致したものであり、非常に嬉しく思っている。上半期を振り返るとスマート込みで3万4300台を販売していただいたが、これはメルセデス・ベンツ日本の計画通りであるが、多くの苦労があったと思っている。『メルセデスベンツ、最も愛されるブランドへ』というビジョンのもとで、ベスト・カー・エクスペリエンスを届ける私たちと、ヤナセの『夢と感動に溢れるクルマのある人生を造っていく』姿勢は、私たちのビジョンとお客様のベスト・カー・エクスペリエンスに繋がっていくものだ。ぜひお客様のよきパートナーとなっていただきたい」との祝辞を述べた。

メルセデス・ベンツ日本の荒垣氏から記念の盾がヤナセの井出氏に贈呈され、ヤナセ 松戸支店のスタッフが並んでの決意表明も行なわれた
千葉県松戸市の国道6号 上り車線沿いに建つヤナセ 松戸支店。左の写真が柏方面から見たショールーム、右は東京方面から見た建物全体