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日産、「NV350キャラバン」など計9万1983台をリコール

後輪アクスルオイルシールの不具合で駐車ブレーキが効かないおそれ

2016年7月28日 発表

 日産自動車は7月28日、後輪アクスルオイルシールに不具合があるとして「NV350キャラバン」とOEMのいすゞ自動車「コモ」、計9万1983台のリコールを国土交通省に届け出た。リコール対象となる製作期間は、2012年5月11日~2016年2月3日。

 不具合は、後輪アクスルのデフオイルを密封するオイルシールの形状が不適切なため、アクスルケースとオイルシールの密封性が低いものがある。そのため、アクスル内の圧力変化でデフオイルが漏れ、そのまま使用を続けると後輪ドラムブレーキ内部に浸入してブレーキシューにデフオイルが付着して後輪の制動力が低下、最悪の場合では坂路において駐車ブレーキが効かなくなるおそれがあるというもの。

 対策として、全車両の当該オイルシールを対策品と交換する。また、ベアリング、および、ブレーキシューを点検し、デフオイルの付着が認められる場合はベアリング又はブレーキシューを新品と交換する。