シトロエン、新コンパクトSUV「C4 CACTUS」を200台限定発売。238万円から

新型コンパクトSUV「C4 CACTUS」

　プジョー・シトロエン・ジャポン（シトロエン）は10月4日、新型コンパクトSUV「C4 CACTUS」を200台限定で発売した。価格は238万円～241万円。

　2015年の東京モーターショーで日本初公開となったC4 CACTUSは、シトロエンが掲げるコンセプト「Be Different, Feel Good!（より独創的に、もっと楽しく！）」を体現し、クルマのある生活を豊かで楽しいものにすることに徹底的にフォーカスして開発されたモデル。

　もっとも特徴的なポイントとなるエクステリアでは、ライトユニットまわりや前後ドアに熱可塑性ポリウレタン製の「AIRBUMP」を採用した。AIRBUMPは空気を内包する軟らかい素材を採用し、4km/hまでの軽い衝撃からボディを保護するためのもの。車名にあるカクタスは英語でサボテン（自らを保護する）を意味し、ネーミングの由来の1つになっているという。

ライトユニットまわりや前後ドアに熱可塑性ポリウレタン製の「AIRBUMP」を採用するC4 CACTUS。ボディサイズは4155×1735×1530mm（全長×全幅×全高）、ホイールベース2595mm。車両重量は1070kg

ボディカラーは5色を設定。写真はブラン パールナクレで、AIRBUMPのカラーはチョコレート。ブラン パールナクレ以外のAIRBUMPのカラーはすべてブラックとなっている

ノアール オブシディアン

ブルー ラグーン

ルージュ アデン

ハロー イエロー

　旅をすることをテーマとしたインテリアでは、直線的なデザインのダッシュボードを採用して優れた前方視界を実現するとともに、ルーフから展開するエアバッグを採用。ダッシュボード上部のデザインやドアのグリップはスーツケースをモチーフにしたものとなっている。

　また、家のソファのようにリラックスできる大型シート「エスプリソファ」を前後に採用したほか、2595mmという長めにとったホイールベースにより後席足下のスペースを確保。さらにダッシュボードには視認性に優れた7インチタッチスクリーンを採用するとともに、トランスミッションの操作を行なう「イージープッシュ」と呼ばれるシフトレバーの代わりに設けられたN/D/R（ニュートラル/ドライブ/リバース）のプッシュボタンなどが大きな特長になっている。

家のソファのようにリラックスできる大型シート「エスプリソファ」を前後に採用したほか、スーツケースをモチーフにしたドアグリップのデザイン、トランスミッションの操作を行なう「イージープッシュ」などが大きな特長

インテリアカラー。写真はハバナ/ハバナ/ベロア（ダッシュボード/シート/素材）

ストーングレー/ブラック/ファブリック（ダッシュボード/シート/素材）

ストーングレー/ブルー/ファブリック（ダッシュボード/シート/素材）

　パワートレーンは直列3気筒DOHC 1.2リッター直噴エンジンに5速ETG（エフィシェント・トロニック・ギヤボックス）の組み合わせ。車両重量は1070kgと軽量に仕上げており、これはライトウェイトの1.2リッターPuretechエンジンの搭載をはじめ、アルミ製ボンネットの採用などにより実現。ウォッシャーノズルを装着した「マジックウォッシュ」と呼ばれるフロントワイパーの採用により、ウォッシャー液の使用量が半減するためタンクを軽量小型化できたこともひと役買っている。

C4 CACTUS主要諸元