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開催10年目の「2016 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」レポート
歴史を語れる日本車が増えてきたことを証明
2016年12月5日 14:08
- 2016年11月26日 開催
トヨタ博物館(愛知県長久手市)は11月26日、東京都渋谷区にある明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前にて、「2016 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」を開催した。
トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバルはトヨタ博物館が創立された1989年より開催しているもので、当初は愛知県のみでの開催だったが、2007年にお台場にあるメガウェブで開催。2008年からは明治神宮外苑で開催している。そして今年で10回目を迎えたイベントである。
オープニングセレモニーではトヨタ博物館 館長の布垣直昭氏による開会の挨拶があった。「今年はパレードのスタート位置を変更して、絵画館の建物をバックにクラシックカーがスタートしていく光景を楽しめるようにしました。それに加えてパレードにおいて大きな変更を致しました。従来は欧米のクルマに走っていただいたあとに、日本のクルマがスタートするというやり方でしたが、今年からは欧米車、日本車と分けず、時代順にスタートしていく方法に変えています。これによって来場されている皆さまは、居ながらにして時代の変化を感じていただけるのではないかと思います」と語った。
続けて「構成を変えた理由ですが、クラシックカー・フェスティバルが始まったのは1989年です。当時、トヨタ自動車も50周年を迎えているわけですが、クラシックカー・フェスティバルの出場資格は30年以上のクルマというのを1つの目安としております。そうしますと、トヨタ自動車ですら20年ほどの歴史しかないことになります。車種ラインアップも少なく、クラシックカーを語るには若いかなと言う判断がイベント開催当初にあったのかと思います。それから27年の時が経ちまして今回を迎えたわけですが、今年は日本のモータリゼーションを盛り上げた立役者の1台でもあるトヨタ『カローラ』が50周年目を迎えました。また、『サニー』や『ファミリア』なども続々と50年を迎え、そろそろ機も熟してきたのではないかと判断しました。それを裏付けるように200台ものエントリーのうち半分くらいが日本車でした。皆さまには新しい趣向のパレードを楽しんでいただければと思います」とのことだった。
トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバルでは、パレード参加車だけでなく展示のみのクルマもあった。また、展示車のデモ走行や出店などもあったので、それらも写真で紹介しよう。この催しは毎年この時期に開催しているので、貴重なクラシックカーを実際に見てみたいという人は、来年の開催を楽しみにしていてほしい。
新しいパレードをスタート順に紹介
記事では新しくなったパレードの光景を読者の皆さんにも見ていただくため、スタート順に全車の写真を掲載する。