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ランボルギーニ、「アヴェンタドール S」を日本で正式公開

アヴェンタドール Sの今年度生産分は完売。2018年第2四半期分を受付中

2017年4月14日 開催

ランボルギーニ ジャパン カントリー・マネージャーのフランチェスコ・クレシ氏

 ランボルギーニ ジャパンは4月14日、2016年12月に発表したフラグシップクーペ「アヴェンタドール S」を日本の顧客向けにお披露目するローンチパーティを都内で開催した。

 このモデルについては弊誌でもすでにご紹介(関連記事「1月21日オープンの『ランボルギーニ神戸』でセレモニー開催。新型『アヴェンタドール S』サプライズ展示」「最新CIを用いた『ランボルギーニ横浜』、横浜みなとみらい地区で1月21日オープン」)しているように、新しい正規ディーラーのオープンなどのタイミングで一部の顧客には紹介されているものの、正式な日本公開は今回が初めてになるという。このお披露目のため、日ごろから全国8カ所の正規ディーラーと付き合いのある250人ほどの顧客が会場に招かれた。

アヴェンタドール S。ボディカラーは「BLU NETHUNS」
ドアはこれまでどおり、前ヒンジで縦方向に持ち上がるスタイル。搭載するV型12気筒6.5リッター自然吸気エンジンは、最高出力544kW(740HP)/8400rpm、最大トルク690Nm/5500rpmを発生する
タイヤサイズはフロント(左)が255/30 ZR20、リア(右)が355/25 ZR21。ブレーキにはカーボンセラミック製ディスクを採用し、フロントがφ400×38mm、リアがφ380×38mmとなる
レザーやカーボンなどの素材を多用するインテリア。トランスミッションはシーケンシャルタイプの7速ISR(インディペンデント・シフティングロッド)を採用
ミッドシップレイアウトのエンジンルームに外気を送り込むカーボン製のエアインテーク
カーボン製のリアディフューザーを装着。ボディ後端上部は3段階に可動するアクティブリアウイングとなっている

 アヴェンタドール Sは2011年にデビューしたアヴェンタドールの次世代モデルと位置付けられ、低速走行中はフロントタイヤの舵角と逆方向にリアタイヤが動いてステアリング操作に対して機敏さを高め、車速の高まりを受けてフロントタイヤと同じ方向にリアタイヤが動くようなって安定性を高める4輪ステアリングシステム「LRS(Lamborghini Rear-wheel Steering)」を採用。ボディはエクステリアデザインのイメージをキープしつつ、要所の空力性能を大幅に見直し、フロントのダウンフォースを130%増加させたほか、低抗力での全体効率が400%以上アップしているという。

 また、弊誌では先日、松田秀士氏による海外サーキット試乗のインプレッション記事(ランボルギーニ「アヴェンタドール S」[フィリップアイランドサーキット試乗])を掲載している。

 価格は4490万4433円となっており、2017年の生産分はすでに完売。現在は2018年第2四半期の生産分について販売を受け付けている。

ステージ上にスモークが焚かれ、煙をかき分けて姿を現わしたアヴェンタドール Sの運転席からカントリー・マネージャーのクレシ氏が登場する演出が行なわれた
ステージではジャズバンドによる生演奏も披露された