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メルセデス・ベンツ、ウインカー操作で車線変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」採用の「Eクラス クーペ」
12.3インチディスプレイ2個を融合させた「コックピットディスプレイ」採用
2017年5月31日 16:37
- 2017年5月31日 発売
- 682万円~1037万円
メルセデス・ベンツ日本は5月31日、アッパー・ミドルクーペの新型「Eクラス クーペ」を発売した。全車右ハンドル仕様で価格は682万円~1037万円。
モデル | エンジン | 変速機 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|
E 200 クーペ | 直列4気筒 2.0リッター直噴ターボ(184PS/300Nm) | 9速AT | 右 | 6,820,000円 |
E 200 クーペ スポーツ | 7,500,000円 | |||
E 300 クーペ スポーツ | 直列4気筒 2.0リッター直噴ターボ(245PS/370Nm) | 8,350,000円 | ||
E 400 4MATIC クーペ スポーツ | V型6気筒 3.0リッター直噴ツインターボ | 10,370,000円 |
2016年7月に日本デビューしたセダンの「Eクラス」をベースとするこのクルマでは、直列4気筒 2.0リッター直噴ターボと型6気筒 3.0リッター直噴ツインターボをラインアップ。それぞれ第3世代直噴システム「BlueDIRECTテクノロジー」とターボチャージャーを採用し、直列4気筒エンジンは「E 200 クーペ」「E 200 クーペ スポーツ」で最高出力135kW(184PS)、最大トルク300Nm(30.6kgm)を、「E 300 クーペ スポーツ」で最高出力180kW(245PS)、最大トルク370Nm(37.7kgm)を発生する。
また、V型6気筒エンジンの3.0リッター直噴ツインターボでは最高出力245kW(333PS)、最大トルク480Nm(48.9kgm)を発生して4輪を駆動。トランスミッションは全車9速ATの「9G-TRONIC」を組み合わせる。
ボディサイズが大型化したEクラスセダンをベースとしていることで、クーペでも先代から後席レッグルームが74mm拡大。さらに後席ではショルダールームが34mm、ヘッドルームが15mm拡大しており、セパレートタイプのリアシートと合わせて4つのシートそれぞれで快適な居住空間が確保されている。
外観デザインにはクーペらしい流れるようなルーフラインと力強いリアエンドスタイルが与えられ、リアコンビネーションランプはセダン/ステーションワゴン同様に「クリスタルルック」を採用している。
インテリアでもセダンやステーションワゴン同様に、12.3インチの高精細ワイドディスプレイ2個を1枚のガラスカバーで融合させた「コックピットディスプレイ」を採用。また、“タービンエンジンをイメージした”という4連のエアコン吹き出し口をインパネ中央に用意してスポーティな雰囲気を演出。ステアリングにはインフォテイメントの各機能などをスワイプ操作で選択できるタッチコントロール機能を装着する。
「自動運転開発の次のステップ」とメルセデス・ベンツが位置付ける「インテリジェントドライブ」も採用しており、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」のほか、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの情報を使って先行車の速度に応じて車間距離を自動的に調節し、渋滞時などで自動停止したときでも30秒以内なら先行車に続いて自動再発進が可能な「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、車線や先行車、ガードレールなどを認識してステアリング操作をアシストする「ステアリングパイロット」といった運転支援機能を搭載。
さらにステアリングパイロットが起動して高速道路を走行しているときに、ドライバーがウインカーを2秒以上点滅させるとセンサーによってほかの車両などとの衝突の危険があるかないかを確認。安全だと確認したた場合は自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」も採用して、将来的な完全自動運転の実現に向けて開発されている先進機能を利用できる。