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国交省と経産省、クルマの燃費表示に「市街地」「郊外」「高速道路」走行環境ごとの表示を義務化

2018年10月から新型車に義務化される「WLTCモード」に加えて

2017年7月4日 発表

カタログなどに記載されるクルマの燃費表示に「市街地」「郊外」「高速道路」走行環境ごとの表示を義務化

 国土交通省と経済産業省は7月4日、2018年10月から新型車に義務化される燃費の国際統一試験法「WLTCモード」燃費に加えて、「市街地」「郊外」「高速道路」といった走行環境毎の燃費をカタログ等に表示することを義務化すると発表した。

 同発表によると、自動車の燃費性能が向上する中で、カタログ等に表示される燃費と比べて実際の燃費が最大4割下まわるとの指摘があり、この乖離は走行環境や運転方法の違い等により生じているとしている。

 そこで、自動車ユーザーがそれぞれの使用状況に応じてより実際の走行に近い燃費を把握できるように、乗用車の燃費について、燃費の国際統一試験法である「WLTCモード」に基づく全体の燃費に加え、「市街地」「郊外」「高速道路」といった走行環境毎の燃費をカタログ等に表示することを義務付けることになった。

 この義務化により、ユーザーが自分の走行環境に応じた省エネ性能が高いクルマを選べるようになるとしている。