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三菱自動車、2019年度に売上高30%増の2.5兆円を目指す新中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」
11モデル投入などにより年間販売台数130万台を目指す
2017年10月18日 14:39
- 2017年10月18日 発表
三菱自動車工業は10月18日、新たな3カ年の中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」を発表。2016年度比30%以上増となる、2019年度の年間販売台数130万台と年間売上高2.5兆円を目標に掲げた。
同計画の期間中に11モデルの新型車を投入。このうち6車種は新規モデルまたは現行モデルのフルモデルチェンジとなり、毎年2車種を投入予定。同社の強みであるSUV・4WD車、PHV(プラグインハイブリッド車)からなる5車種でグローバル販売台数の70%を占める予定。
さらに、2020年以降、軽自動車EVを含め主力モデルに電動化パワートレインを用意する計画。
注力市場のアセアン地域では、今年操業を開始したインドネシアの新工場や新規投入した新型「エクスパンダー」で成長を主導。アセアン地域での年間販売台数は20万6000台から、2019年度には31万台まで増加予定。
日本では軽自動車の新型車を投入。米国では販売事業の強化を進めて2019年度に30%増となる年間13万台の販売を目指す。中国では、ディーラー網を倍増し、2019年度までには販売台数を倍以上の22万台に引き上げる。
また、設備投資と研究開発費を3年間で計6000億円以上に増額するとともに、2019年度の営業利益率についても、2016年度の0.3%から6%以上とすることを目指す。
同社の益子修CEOは「本計画はSUVなど成長商品セグメントでの当社の強み、そして成長市場であるアセアン地域での当社ブランドの強みを最大化させる意欲的な計画です。それと同時に、引き続きコスト管理の徹底を図り、効率的で規律ある業務体系を構築します」と述べるとともに、「私たちは、商品ラインナップを刷新し、投資を拡大しながら、重要市場での成長を目指します。また、本計画の3年間に渡り、当社の変革を継続してまいります」とコメントしている。