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ボルボ傘下のポールスターが電動モデルの専門ブランドに。600HP&1000Nmの「Polestar 1」発表
中型EV「Polestar 2」、SUVスタイルのEV「Polestar 3」も展開予定
2017年10月18日 22:23
- 2017年10月17日(現地時間)発表
ボルボ・カー・グループ傘下のパフォーマンスブランドであるポールスターは10月17日(現地時間)、今後電動モデル専門のブランドになることを発表するとともに、ブランド第1弾モデルの「Polestar 1」を公開した。同社は現在、中国 成都(Chengdu)市に拠点となるポールスター・プロダクション・センターを建設中であり、2018年中頃に完成予定とのこと。
2+2シーターのクーペモデルとなるPolestar 1は、パワートレーンに加えてプラットフォームも共有化するボルボのSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)に基づいて開発されているが、約50%の部品は新規のものだという。
パワートレーンは4気筒2.0リッターガソリンエンジンの「Drive-E」にダブル・リア・モーターの組み合わせで、最高出力600HP/最大トルク1000Nmというハイスペックを誇る。その一方で150kmまでEV走行が可能という。
ボディまわりでは、主要部品に炭素繊維を用いることで車両重量を抑えるとともに、ねじり剛性を高めた。また、車内でセッティング変更が可能なオーリンズ製サスペンションを採用するほか、曙ブレーキ工業製の6ピストンブレーキキャリパーなどが装備される。
なお、Polestar 1は2019年中頃に生産を開始する予定。さらにテスラ「モデル3」と競合する中型EV(電気自動車)「Polestar 2」、SUVスタイルのEV「Polestar 3」を今後投入することも明らかにされた。Polestar 2は2019年末までに生産を開始し、Polestar 3はデザインの最終段階にあるとしている。