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【スーパーフォーミュラ最終戦 JAF鈴鹿グランプリ】チャンピオン争いをする4人のドライバーが金曜記者会見
ランキングトップの石浦選手「最後はきっちり速く走って決めたい」
2017年10月20日 22:08
- 2017年10月21日 予選
- 2017年10月22日 決勝は中止
【お知らせ】鈴鹿サーキットで10月22日に開催予定の決勝レースは台風接近に伴い中止になりました。これに伴い鈴鹿サーキットではチケットの払い戻しを実施しています。詳細は鈴鹿サーキットのWebサイトを参照ください。
10月20日、「第16回JAFグランプリ 2017年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 最終戦」が鈴鹿サーキットで開幕した。21日は公式予選、22日は決勝レースが行なわれるが、コンディションはウェットの予想。そんな状況のなか、チャンピオン争いをする4人のドライバーが記者会見に臨んだ。それぞれのコメント要旨は以下のとおり。
ランキングトップの石浦宏明選手(2号車 P.MU/CERUMO・INGING/TOYOTA RI4A)
去年タイヤが変わって浮き沈みの大きいシーズンを過ごしたので、なるべく安定して常に上位で走れるようにしたい、というつもりで開幕前から準備してきました。最近は決勝でも速さは出せていると思います。
ここ数戦、予選でなかなか前に行けないレースが続いてきましたが、シーズンを通していろんなセットアップを試していくなかで、最近クルマの仕上げ方とかわかってきた部分もあるので、本当はこの最終戦、ドライで勝負したかったなという気持ちもありました。
あまり、安定してる、安定してると言われるのも好きじゃないので、最後はきっちり速く走って決めたい。最終戦はボーナスポイントもありますし、結果を出さないとチャンピオンは獲れないとも思っています。
一昨年チャンピオンを獲った時に比べたら、こういう(ウェット)コンディションでもありますし、そこまでプレッシャーは感じてないので、どんな天候でもベストを尽くしてやるだけ、全力で最後まで戦いたいです。
0.5ポイント差でランキング2位のピエール・ガスリー選手(15号車、TEAM MUGEN/HONDA HR-417E)
今シーズンはポジティブだった。シーズンの初め、特に最初のレースではやや苦戦したが、チームがいくつか改善の方向性を見つけてパフォーマンス向上に取り組み、間違いなく良くなってきた。今年予選では強みを出せていないが、前戦の菅生で3位だったように、決勝レースはいい感じになってきている。
F1に参戦しながらも、MUGENのチームのみんなとシーズンをスタートして、全員で懸命に取り組んできたから、シーズン最後のレース、ここに来られてうれしい。トリッキーな(ウェット)コンディションで、ドライバーたちにとってはこれ以上ないエキサイティングなレースになりそうだが、僕達にとって最高のレースをして、最高の勝利を獲得できるよう頑張りたい。そしてチャンピオンシップのタイトルを獲ることができれば言うことはない。
(F1アメリカグランプリをキャンセルしたことについて)ここに来られてうれしいのは言うまでもないことだけれど、日本に来てチャンピオン獲得に挑むことになるとはシーズンの初めには思いもしなかった。
タイトルを獲ることは自分のキャリアにとってとても重要。勝利することだけがレーサーとして唯一のことだから、ベストを尽くす。僕は(スーパーフォーミュラの)ルーキーとして初めてのシーズンを送っているわけだけれど、負けて当たり前とは思っていない。トリッキーなコンディションでミスしたり、ハプニングも起こるかもしれないが、今週末はとてもエキサイティングに感じている。
ランキング3位のフェリックス・ローゼンクヴィスト選手(7号車 SUNOCO TEAM LEMANS/TOYOTA RI4A)
今年はピエール(・ガスリー選手)と似たような状況で、シーズン序盤は満足できる結果が得られなかった。よいところとよくないところがあり、予選でいろいろと改善を試していくことの繰り返しだった。でも決勝レースでは強さを発揮できているチームの1つではあると思う。
最終戦まできて、何人かでタイトル争いのためにバトルできる状況にあることが個人的にはすごくうれしい。レースでは後ろから追い上げることが多いので、状況の変わりやすいウェットレースでどうなるかが楽しみ。優勝を狙いたい。
トップから8.5ポイント差でランキング4位の関口雄飛選手(19号車 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/TOYOTA RI4A)
今シーズンは2勝できたんですけど、ノーポイントが2回あったので、いい時とわるい時の差が激しかったかなと思います。7大会しかないなかで2大会ノーポイントというのは、チャンピオンシップを戦ううえでは大きなマイナスです。
(現在のポイントランキングが)4位ということでチャンピオンの権利は残していますけど、トップの石浦選手とピエール選手とはポイントがかなり離れているので、冷静に考えたら(チャンピオンを)獲れる確率は低い。ベストを尽くして、最後いい形で優勝したい。来年に向けて自分とチームとで、トータルで苦手なところを克服して、来年につなげられるようなレースになるといいなと思います。