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【WTCC日本ラウンド】豪雨で赤旗終了のメインレース、ホンダのノルベルト・ミケルズ選手が勝利。年間タイトルに望みをつなぐ
オープニングレースもウェットレースで接触上等の熱い戦い、トム・チルトン選手が優勝
2017年10月29日 21:19
- 2017年10月29日 開催
「2017 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド」(以下WTCC 日本ラウンド)が、台風の影響により貨物の搬送などに遅延が生じたため、10月29日に予選、決勝が行なわれるという異例のワンデーレースとして栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎで開催された。10月29日は台風22号の影響による降雨というあいにくの天気ながら、午前中に予選、午後にオープニングレース(レース1)、メインレース(レース2)という2つの決勝レースが行なわれた。
予選でポールポジションを奪ったのは、中国ラウンドのホンダ勢失格という裁定を受け、ポイントリーダーとの差が32.5点差となってしまい後がなくなったノルベルト・ミケルズ選手(5号車 Honda Civic WTCC)で、2位になったボルボのニッキー・キャッツバーグ選手(63号車 Volvo S60 WTCC)に0.370秒差をつけてポールポジションを獲得した。
14時15分より行なわれた上位10台がリバースグリッドとなるオープニングレース(11周)では、予選9位になり2位グリッドからスタートしたトム・チルトン選手(3号車 Citroen C-Elysee WTCC)が抜群のスタートを決め、そのまま優勝した。ワークス勢の最上位は7番グリッドからスタートしたエステバン・グリエリ(86号車 Honda Civic WTCC)の3位で、見事表彰台を獲得した。
また、15時半から行なわれたメインレース(13周)では雨が強くなったことを受けてセーフティカースタートとなり、2周目終了時点からレースが行なわれたが、7周時点でさらに雨が強くなったためセーフティカーが再度導入され、10周目までセーフティカー先導で行なわれたが、ポールポジションからスタートしたノルベルト・ミケルズ選手が優勝。
2位はボルボのニッキー・キャッツバーグ選手、3位にもボルボのネストール・ジロラミ選手(61号車 Volvo S60 WTCC)が入った。自己最高の5位からスタートした道上龍選手(34号車 Honda Civic WTCC)はリタイヤに終わった。
大逆転シリーズチャンピオンを目指すホンダのミケルズ選手がポールポジションを獲得、道上選手は初めてQ3へ進出
土曜日の記事でも説明した通り、ホンダ勢はちょっとした行き違いから車両規定違反に問われてしまい中国ラウンドでの結果から除外されることになり、3台とも中国ではノーポイントということになってしまったのだ。このため、ティアゴ・モンテイロ選手の欠場が決まったことで、今後はホンダのエースになるノルベルト・ミケルズ選手(5号車 Honda Civic WTCC)は2点差だったポイントリーダーとの差は32.5点差に広がってしまい、ホンダドライバーのタイトル獲得のためには、このWTCC日本ラウンドから残り3戦でポイント差を縮める必要に迫られているのだ。
そうした状況の中、ミケルズ選手は気迫の走りを見せ、土曜日のフリー走行1回目、日曜日朝のフリー走行2回目ともにトップタイムをマークしており、予選に向けて勢いをつけ、そのままノックアウト方式の予選(Q1、Q2、Q3)に臨み、Q3で見事トップタイムをマークして、メインレースのポールポジションを獲得した。
2番手のタイムをマークしたのは、ボルボのニッキー・キャッツバーグ選手(63号車 Volvo S60 WTCC)。キャッツバーグ選手は、今回のWTCC日本ラウンドでボルボ勢の中でもっとも好調で、常にボルボ勢の最速タイムをマークしている。前戦でホンダ勢が結果から除外されたことで、キャッツバーグ選手もトップから23点差もランキング3位に浮上しており、残り3ラウンド/6レースあることを考えれば十分に逆転チャンピオンが狙える位置につけている。
その逆に同じボルボ勢でもポイントリーダーのテッド・ビョーク選手(62号車 Volvo S60 WTCC)は、ツインリンクもてぎに来てから精彩を欠いており、この予選でも5台がQ3に進めるQ2で、チームメイトのネストール・ジロラミ選手(61号車 Volvo S60 WTCC)に最後の最後で追い抜かれ、6位となりQ3へ進むことができなかった。これにより、ビョーク選手は予選でのボーナスをポイントを得ることができず、ミケルズ選手に5点、キャッツバーグ選手に4点差を詰められる結果となった。
予選で大きく盛り上がったのは、地元のヒーローとも言える道上龍選手(34号車 Honda Civic WTCC)が、今シーズン初めてQ3に進んだ瞬間だ。今シーズンからWTCCにフル参戦を開始した道上選手だが、これまで今シーズンマシンに苦労しており、Q3に進めたことはなかった。しかし、今回のQ2では堂々の3位タイムをマークしてQ3に進むと、あいにくの雨の中でも詰めかけたファンからは大きな声援が飛んでいた。ただ、Q3に関しては、初めてのシングルカーアタック(WTCCのQ3は、上位5台が1台1台アタックしていく形式)に戸惑い、タイヤの内圧調整などがうまくいかず、タイヤをうまく使いこなすことができずに、5位に終わった。しかし、これでメインレースは5位からスタートすることになり、表彰台争いができそうな位置につけることになった。
予選結果
順位 | 車番 | ドライバー | カテゴリー | 車両 | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | ノルベルト・ミケルズ | M | Honda Civic WTCC | 2分09秒984 | 2分08秒979 | 2分08秒890 |
2 | 63 | ニッキー・キャッツバーグ | M | Volvo S60 WTCC | 2分09秒522 | 2分08秒411 | 2分09秒260 |
3 | 61 | ネストール・ジロラミ | M | Volvo S60 WTCC | 2分10秒739 | 2分09秒513 | 2分09秒824 |
4 | 86 | エステバン・グリエリ | M | Honda Civic WTCC | 2分10秒465 | 2分09秒394 | 2分10秒091 |
5 | 34 | 道上龍 | M | Honda Civic WTCC | 2分10秒027 | 2分09秒382 | 2分10秒465 |
6 | 62 | テッド・ビョーク | M | Volvo S60 WTCC | 2分10秒268 | 2分09秒550 | - |
7 | 25 | メディ・ベナーニ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 2分10秒475 | 2分09秒627 | - |
8 | 68 | ヤン・アーチャー | T | Lada Vesta WTCC | 2分10秒891 | 2分10秒059 | - |
9 | 3 | トム・チルトン | T | Citroen C-Elysee WTCC | 2分10秒380 | 2分10秒271 | - |
10 | 24 | ケビン・グレイソン | T | Lada Vesta WTCC | 2分11秒066 | 2分10秒599 | - |
11 | 99 | ダニエル・ナジ | T | Honda Civic WTCC | 2分11秒059 | 2分10秒604 | - |
12 | 27 | ジョン・フィリッピ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 2分11秒222 | 2分10秒981 | - |
13 | 12 | ロブ・ハフ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 2分11秒879 | - | - |
14 | 9 | トム・コロネル | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 2分11秒944 | - | - |
15 | 11 | クリス・リチャード | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 2分13秒462 | - | - |
16 | 66 | ゾルト・デビッド・サーボ | T | Honda Civic WTCC | 2分14秒234 | - | - |
17 | 26 | フィリペ・デ・ソウザ | T | Lada Vesta WTCC | 2分15秒938 | - | - |
予選終了後には、MAC3(Manufacturers Against the Clock 3:マックスリー)と呼ばれるマニファクチャラーチーム(ホンダとボルボ)の3台が連続して走り、3台が同時にスタンディングスタートして、3台すべてがゴールするまでの時間を競うというユニークなタイムトライアル。1台だけ早くても勝てないし、1台だけ遅くても負けるという非常に難しいタイムトライアルとなっている。今回はこのMAC3に道上選手も参加しており、見事道上選手も参加しているホンダがボルボに勝利し、マニファクチャラータイトルのポイントを4点縮めた。
MAC3結果
順位 | マニファクチャラー | ゴールタイム | 獲得ポイント |
---|---|---|---|
1 | ホンダ技研工業 | 4分25秒354 | 12 |
2 | ポールスターレーシング | 4分27秒880 | 8 |
オープニングレース優勝はチルトン選手。雨の中でバンパートゥーバンパーどころではなく、激しく接触する肉弾戦をホンダとボルボが展開
オープニングレースは予選トップ10のリバースグリッドとなり、ポールポジションからスタートしたのはケビン・グレイソン選手(24号車 Lada Vesta WTCC)。2位はトム・チルトン選手(3号車 Citroen C-Elysee WTCC)、3位はヤン・アーチャー選手(68号車 Lada Vesta WTCC)と、いずれもマニファクチャラーではないチームからエントリーしている選手。5位以下からスタートするボルボ、ホンダなどのマニファクチャラーチームがどこまで追い上げられるのかが焦点となる。しかし、天候は前日より降り続く雨で、路面はフルウェット。このため、ウォータースクリーンもかなり強く、追い上げが難しいと考えられる状況でのスタートとなった。
いいスタートを切ったのは、2番手グリッドからスタートしたトム・チルトン選手選手。1コーナーまでにポールのグレイソン選手をオーバーテイクし、トップに立った。また、このスタートでジャンプアップを見せたのは、エンジンを交換したため最後尾グリッドスタートになっていた道上龍選手、1周目の終わりには既に10位にあがりポイント圏内へと上がっていた。
トップを走るチルトン選手の後ろには3位からスタートしたアーチャー選手、3位には、5番手からスタートしたポイントリーダーのビョーク選手があがり、その後ろにホンダのエステバン・グリエリ選手(86号車 Honda Civic WTCC)があがる展開になっていた。その後、レースはホンダとボルボによる熱いレースが展開された。特に道上選手と同じようにペナルティで最後尾に回っていたボルボのキャッツバーグ選手は大暴れ、最後尾から道上選手に次いで11位に上がっていたが、10位の道上選手を抜こうとして後ろから接触。それにより道上選手はハーフスピンして順位を落とした。さらにホンダのエースカーであるミケルズ選手を抜こうとして、こちらもミケルズ選手に後ろから接触してスピンさせ、ミケルズ選手はポイント圏外に落ちてしまった。ボルボとポイント争いをしているホンダとしてはこれは手痛い接触となってしまった。
道上選手の受難はそれでは終わらなかった。今度は前をいくロブ・ハフ選手(12号車 Citroen C-Elysee WTCC)選手を抜こうとして、コース外へ押し出され、さらに順位を落としてしまった。その後、ミケルズ選手がハフ選手をオーバーテイクして、10位にあがり。ポイント圏内へ。ところが、その後2台のボルボ(ネストール・ジロラミ選手、ニッキー・キャッツバーグ選手)はホンダ勢などとの接触がラフプレイと判断され、2台ともピットスルーペナルティが出されたことで、再びミケルズ選手は7位、道上選手は10位に浮上した(その後もう一度ボルボ勢に抜かれて、11位に後退)。
終盤には、2番手アーチャー選手、3番手ビョーク選手、4番手グリエリ選手のバトルが激しくなっていた。3番手のビョーク選手はチャンピオン争いをしているなかでリタイヤが許されていないのに対して、ホンダの代役を務めているグリエリ選手は、ランキングに関係ないためアグレッシブな走りが可能になっており、なんどもビョーク選手と接触しながら激しいレースを展開した。
結局レースはチルトン選手が、2位グリッドからポールショットを奪い一度も順位を脅かされることはなくそのまま優勝。2位はアーチャー選手、3位はホンダのグリエリ選手が、ポイントリーダーのボルボのビョーク選手を抑えきって表彰台を獲得した。
グリエリ選手がビョーク選手を抑えきったことで、ホンダとしては7位に入ったミケルズ選手とのポイント差を最小限にすることに成功した訳で、損害を最小化する意味では成功だったと言えるだろう。また、最後にボルボ勢のジロラミ選手が、キャッツバーグ選手に譲ろうとした好きをついて道上選手がボルボの1台をフィニッシュラインで抜くことに成功し10位となり、貴重な1ポイントを獲得した。
オープニングレース結果
順位 | 車番 | ドライバー | カテゴリー | 車両 | レースタイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | トム・チルトン | T | Citroen C-Elysee WTCC | 23分53秒262 | 11 |
2 | 68 | ヤン・アーチャー | T | Lada Vesta WTCC | 24分06秒420 | 11 |
3 | 86 | エステバン・グリエリ | M | Honda Civic WTCC | 24分08秒550 | 11 |
4 | 62 | テッド・ビョーク | M | Volvo S60 WTCC | 24分09秒108 | 11 |
5 | 25 | メディ・ベナーニ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 24分12秒315 | 11 |
6 | 24 | ケビン・グレイソン | T | Lada Vesta WTCC | 24分13秒921 | 11 |
7 | 5 | ノルベルト・ミケルズ | M | Honda Civic WTCC | 24分20秒611 | 11 |
8 | 12 | ロブ・ハフ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 24分29秒540 | 11 |
9 | 63 | ニッキー・キャッツバーグ | M | Volvo S60 WTCC | 24分29秒891 | 11 |
10 | 34 | 道上龍 | M | Honda Civic WTCC | 24分30秒366 | 11 |
11 | 61 | ネストール・ジロラミ | M | Volvo S60 WTCC | 24分30秒389 | 11 |
12 | 27 | ジョン・フィリッピ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 24分31秒010 | 11 |
13 | 9 | トム・コロネル | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 24分33秒369 | 11 |
14 | 11 | クリス・リチャード | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 24分33秒949 | 11 |
15 | 99 | ダニエル・ナジ | T | Honda Civic WTCC | 24分35秒945 | 11 |
16 | 26 | フィリペ・デ・ソウザ | T | Lada Vesta WTCC | 24分47秒664 | 11 |
17 | 66 | ゾルト・デビッド・サーボ | T | Honda Civic WTCC | 25分01秒447 | 11 |
メインレース優勝はホンダのミケルズ選手。大雨の中でセーフティカー先導のまま10周目にレースは赤旗終了
メインレースは、WTCC恒例のリペアタイム(2つのレースの間にクルマを修復する時間)でクルマを修復した後、各車はグリッドについた。激しいオープニングレースとなったため、車両によってはダメージを受けているクルマもあったが、すべての車両が無事にグリッドについた。メインレースは雨が降り続いていること、特にスタート時には大粒の雨となってきたことなどが考慮され、セーフティカースタートになった。これによりフォーメーションラップが無く13周のレースは2周加算されて15周のレースとなりセーフティカー先導で始まった。そして2周目の終わりに、セーフティカーはピットに入り、残り13周でレースのスタートが切られた。
スタートでは各車とも順位通りに1コーナーに入っていったが、水量はオープニングレースよりも多く、ファーストアンダーブリッジの先には川もできている状況。このため、各車ともに前走車の跳ね上げるウォータースクリーンで見えない状況。このため、上位陣はほとんど単独走行となっていたが、その中で熱い戦いを繰り広げていたのは、5位からスタートした道上龍選手と、6位からスタートしたボルボのビョーク選手。コーナー毎に順位を入れ替えるレースをしていたが、道上選手はV字コーナーでブレーキが床に貼り付いたまま戻らないというブレーキトラブルが発生し、グラベルにはまってしまい、ピットには戻れたもののそのままリタイアとなってしまった。
その後もオープニングレースの優勝者であるチルトン選手がスピンしたりと、コンディションは悪くなる一方で、結局7周目に再びセーフティカーが導入され、レースはセーフティカー先導で続行され、コンディションの回復を待つ展開となった。しかし、雨量は減ることはなく、セーフティカー先導でもアクアプレーニングを起こしてコースアウトする車両がでるほどの状況。そしてレース周回の75%を越えた10周終了後に、赤旗が提示されレースはそのまま終了成立となった(レースとしては9周終了時で成立)。
これで優勝はホンダのノルベルト・ミケルズ選手、2位はボルボのニッキー・キャッツバーグ選手、3位はボルボのネストール・ジロラミ選手、4位はホンダのエステバン・グリエリ選手、5位はボルボのテッド・ビョーク選手選手となった。この結果、ホンダのミケルズ選手は212点となり、ビョーク選手の228.5点と16.5点差となり、レース前よりもポイント差を半分近くに縮めることになった。
WTCCは11月17日~11月19日のマカオラウンド(マカオGP併催)、11月30日~12月1日のカタールの2ラウンド/4レースを残すのみとなり、ホンダとボルボの熱い戦いはその2ラウンドの結果で決定されることになる。
メインレース結果
順位 | 車番 | ドライバー | カテゴリー | 車両 | タイム | 周回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | ノルベルト・ミケルズ | M | Honda Civic WTCC | 22分17秒924 | 9 |
2 | 63 | ニッキー・キャッツバーグ | M | Volvo S60 WTCC | 22分18秒316 | 9 |
3 | 61 | ネストール・ジロラミ | M | Volvo S60 WTCC | 22分19秒722 | 9 |
4 | 86 | エステバン・グリエリ | M | Honda Civic WTCC | 22分21秒230 | 9 |
5 | 62 | テッド・ビョーク | M | Volvo S60 WTCC | 22分23秒478 | 9 |
6 | 25 | メディ・ベナーニ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 22分24秒120 | 9 |
7 | 68 | ヤン・アーチャー | T | Lada Vesta WTCC | 22分24秒987 | 9 |
8 | 24 | ケビン・グレイソン | T | Lada Vesta WTCC | 22分25秒461 | 9 |
9 | 27 | ジョン・フィリッピ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 22分25秒835 | 9 |
10 | 3 | トム・チルトン | T | Citroen C-Elysee WTCC | 22分26秒688 | 9 |
11 | 12 | ロブ・ハフ | T | Citroen C-Elysee WTCC | 22分27秒557 | 9 |
12 | 11 | クリス・リチャード | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 22分29秒468 | 9 |
13 | 9 | トム・コロネル | T | Chevrolet RML Cruze TC1 | 22分30秒396 | 9 |
14 | 99 | ダニエル・ナジ | T | Honda Civic WTCC | 22分31秒178 | 9 |
15 | 26 | フィリペ・デ・ソウザ | T | Lada Vesta WTCC | 22分32秒823 | 9 |
16 | 66 | ゾルト・デビッド・サーボ | T | Honda Civic WTCC | 22分34秒564 | 9 |
R | 34 | 道上龍 | M | Honda Civic WTCC | 7分46秒467 | 3 |
WTCCポイントテーブル(10位まで手元集計、日本ラウンド終了時点)
ドライバー | ポイント |
---|---|
テッド・ビョーク | 228.5 |
ノルベルト・ミケルズ | 212 |
ニッキー・キャッツバーグ | 209.5 |
ティアゴ・モンテイロ | 200 |
トム・チルトン | 184.5 |
メディ・ベナーニ | 184 |
エステバン・グリエリ | 180 |
ロブ・ハフ | 142 |
ネストール・ジロラミ | 110 |
ヤン・アーチャー | 90 |
最大限のポイントを獲れて嬉しいと語ったミケルズ選手、次につながるレースができたと語った道上選手
メインレース終了後には表彰式や記者会見などが行なわれた。優勝した両選手のコメントとメインレースでは惜しくもリタイヤに終わってしまった道上選手のコメントを紹介する。
メインレースに優勝したノルベルト・ミケルズ選手のコメント
ノルベルト・ミケルズ選手:非常にタフなレースだった。途中から雨が強くなって、アクアプレーニングも発生していた。でも今回僕はベストカーに乗っていたので問題は無かったよ。個人的にはメインレースで最大ポイントをゲットできたことが本当に嬉しい。また、今週末は新しいクルマを入れたりしてチームは本当に大変だったけど、いい仕事をしてくれたと感謝したい。
オープニングレースに優勝したトム・チルトン選手のコメント
トム・チルトン選手:オープニングレースは本当に楽なレースだった。スタートしたら(ポールからスタートした)ケビンはどっか行っちゃって楽々首位に立てた。今回はシャシーもエンジンも本当に調子よくて、あっという間に2位以下に差をつけることができたので、楽しんでドライブしていたよ。