ニュース

伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開

HY-KERSシステムは1050CV/900Nm以上を発生

2017年10月29日(現地時間)発表

伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開 サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」
サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」

 伊フェラーリは10月29日(現地時間)、サーキット走行限定の実験車両となる新型モデル「FXX-K Evo」をワールドプレミアした。

 FXX-K Evoは「FXX」「599XX」といったXXシリーズの最新モデルとなり、F1をはじめGT3、GTEなどサーキットレースで培ってきたコンセプトを注いだモデル。

 FXX-K Evoは最高出力860CV/9200rpm、最大トルク750Nm/6500rpmを発生するV型12気筒エンジンを搭載。出力140kW(190CV)の電気モーターを組み合わせて、総合最高出力1050CV、総合最大トルク900Nm以上を実現する。

伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開 「FXX-K Evo」
伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開 「FXX-K Evo」
伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開 「FXX-K Evo」
伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開 「FXX-K Evo」
「FXX-K Evo」

 また、ダウンフォース係数は従来比で23%向上させ、ベースとなるロードゴーイングカー比で75%増に匹敵するという。200km/hで発生するダウンフォースは640kg、最高速域では830kgを超えるとしている。

 FXX-K Evoのリアに装備されたツインプロファイル(2枚翼)の固定ウイングは、アクティブ・リアスポイラーとシームレスに効果を発揮するよう開発。車両全体のダウンフォースとドラッグの最適化を図るなど、ダウンフォースレベルを引き上げた。

伊フェラーリ、サーキット走行限定の実験車両「FXX-K Evo」を世界初公開

 なお、FXX-K Evoは2018/2019シーズンのXXプログラムでの主力モデルとなり、3月~10月の間にサーキット走行を9回予定している。さらにXX車両は、毎年レースシーズン終了後に開催されるイベント、フィナーリ・モンディアーリに参加予定。