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日産、国交省の確認が得られ5工場で国内市場向け車両生産と出荷を再開

11月7日から順次

2017年11月6日 発表

 日産自動車は11月6日、完成検査に関する国土交通省の確認が得られたとして、オートワークス京都を除く5工場で国内市場向け車両生産と出荷を11月7日から順次再開することを決定した。

 日産では、同社と日産車体における6工場で車両製造の完成検査工程における不適切な取り扱いの発覚と同事案の再発を受けて、11月1日~6日まで国土交通省による立ち入り検査が行なわれた。11月5日までのオートワークス京都を除く5工場での立ち入り検査では、同省への届け出書類と工場での実作業を行なう元となる標準作業書との不整合などが発見され、それらを見直して同省の確認を得たとのこと。

 また、第3者調査チームにより、完成検査員任命・教育プログラム運用面での瑕疵が発見されたため、今後間違いない生産準備とするために再教育・再試験などの追加の改善措置を講じるという。

 今回の再開は上記改善措置の実施を条件にしたものとなり、日産からの発表は「当社は、しっかりと安全確保を第一に、法令遵守の推進と、今回措置した対策の実施を進めてまいります」と結ばれている。