【SUPER GT 最終戦もてぎ】航空自衛隊 松島基地所属のF-2戦闘機がツインリンクもてぎ上空で歓迎フライト実施

航空自衛隊のF-2戦闘機（写真は築城基地 第6飛行隊の単座タイプ）

　2017年シーズンのSUPER GTシリーズの最終戦となる「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 MOTEGI GT GRAND FINAL」（以下、SUPER GT 最終戦もてぎ）がツインリンクもてぎ（栃木県芳賀郡茂木町）で、11月11日～12日の2日間にわたって開催されている。

　11日の予選を終え、GT500クラスのポールポジションは23号車 MOTUL AUTECH GT-R（松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI）、GT300のポールポジションは4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝/片岡龍也組、YH）が獲得したのは、既報のとおり（関連記事：予選は、23号車 MOTUL AUTECH GT-Rがポール獲得）。

　12日は13時30分から決勝レースがスタートするが、その決勝レース前セレモニーに航空自衛隊 松島基地所属のF-2戦闘機が飛来する。この飛来にあたっては、飛行展示のための空域確保が必要となるため、NOTAMという公開情報でエリア、開始時刻、終了時刻などが告知される。NOTAM情報では「FROM 17/11/12 02:40 TO 17/11/12 02:55」となっており、NOTAM情報はUTC（協定世界時）であるため日本の時差を考慮すると、11時40分～11時55分に歓迎フライトを実施するようだ。

　天候によっては実施しない可能性もあるが、ツインリンクもてぎは予選日から青空となっており、決勝が行なわれる日曜日の天気予報も晴れ。心配なのは風の状況くらいだろう。

　以前、Car Watchでもお届けしたように航空自衛隊 松島基地は2011年に発生した東日本大震災で大きな被害を受け（関連記事：復興応援「復興商店街を巡る旅スタンプラリー」に行ってみた）つつも、復興の大きな力となり、2016年に限定的に航空祭を開催できるまでに復旧（関連記事：宮城県の航空自衛隊松島基地で6年ぶりにブルーインパルス復活！）。2017年からは通常の航空祭を開催している。

　復興はSUPER GTでも思いの一つとなっており、ツインリンクもてぎでF-2を見ることができたならば、パイロットに向けて手を振ってみてほしい。パイロットからは地上の景色が驚くほど見えると言われているので、きっと応えてくれるだろう。