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英ジャガー、3月1日(現地時間)にブランド初のEV「I-PACE(アイ・ペイス)」世界初公開

“唯一無二のエレクトロニック・パフォーマンスSUV”

2018年3月1日19時(日本時間:3月2日3時)公開

ブランド初のEV「I-PACE」

 英ジャガー・ランドローバーは1月31日(現地時間)、3月1日19時(日本時間:3月2日3時)にブランド初のEV(電気自動車)「I-PACE(アイ・ペイス)」を世界初公開すると発表した。一般公開の場は3月6日に始まる「ジュネーブモーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)となる。

 同社は2016年11月にブランド初となるEVのコンセプトカー「I-PACE コンセプト」を世界初公開。4WDモデルとなるI-PACE コンセプトでは、ジャガー・ランドローバーが設計したリチウムイオンバッテリー(90kWh)と2つのモーターを搭載し、400PS&700Nmの出力を実現。一充電当たりの航続可能距離はおよそ500kmとしている。

 今回の発表では、スウェーデンのアリエプローグにあるジャガー・ランドローバーの寒冷地のテスト施設で、過酷な地形や-40℃という極寒のなか、I-PACEで厳しい走行テストを実施したことを報告。

スウェーデンにあるジャガー・ランドローバーの寒冷地のテスト施設で、I-PACEの厳しい走行テストを実施

 ジャガーでビークル・ライン・ディレクターを務めるイアン・ホーバン氏は、I-PACEについて「『I-PACE』はお客様の日常生活での使い勝手を考慮した高速充電を実現しているだけでなく、あらゆる路面状況や気候条件においても、パワフルで確実なパフォーマンスを発揮します。多方面から高く評価されているジャガーの“PACE”ファミリーの新たなメンバーとして、『I-PACE』は唯一無二のエレクトロニック・パフォーマンスSUVとなるでしょう」と述べている。

 なお、I-PACEではDC100kWの充電器を用いて45分未満で0%から80%に充電可能なほか、出発前に主電源を用いてクルマのバッテリー準備と車内温度の調整をすることができ、凍りつくような寒さや酷暑にあっても最大限の走行距離とパフォーマンス、快適性を確保したという。車内のInControlシステムやリモート操作が可能なスマホアプリから、最適な充電時間と操作スケジュールを設定できるとしている。

I-PACEの走行テストの動画