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クラシックカーの美を競う祭典「コンコルソ デレガンツァ京都2018」が元離宮二条城で開幕。4月2日まで開催
お気に入りの1台に投票も可能
2018年3月30日 15:38
- 2018年3月30日~4月2日 開催
- 一般1000円、中高校生600円、小学生300円、未就学児無料
京都にある世界遺産、元離宮二条城においてクラシックカーの美を競う祭典「コンコルソ デレガンツァ京都2018」が開幕した。3月30日より4月2日までの開催だ。入場料は一般1000円、中高校生600円、小学生300円、未就学児無料。
会場となる元離宮二条城“二の丸御殿中庭”は通常非公開エリア。そこに約30台のクラシックカーが集合した。今回のテーマは「カロッツェリア・トゥーリング」。イタリアのカロッツェリアの1つで、1926年に設立された伝統あるブランド。デザインがエレガントであるだけでなく、スーパーレッジェーラ構造(超軽量)を採用しているのが特徴で、イタリアやイギリスメーカーのモデルも数多く手掛けている。
会場には1939年のアルファ ロメオ「6C2500SS ベルリネッタ」や、1955年のアルファ ロメオ「1900CSS」、1962年のアストンマーティン「DB4」をはじめとした、カロッツェリア・トゥーリングがデザインした素晴らしいコンディションのクルマたちが会場に並んでいる。
さらに、アルファ ロメオの歴史博物館「ムゼオ・ストーリコ・アルファ ロメオ」からアルファ ロメオ「C52ディスコヴォランテ」が来日。同時に2012年のジュネーブショーで発表された、アルファ ロメオ「8C ディスコヴォランテbyトゥーリング」も3台展示されている。このクルマは、C52ディスコヴォランテにリスペクトされてデザイン。世界で8台しか生産されていないモデルで、8Cのシャシー及びエンジンをベースに、アルミニウムとカーボンファイバーによってボディが形作られた。今回展示されるうちの1台は「ラスト・オブ・ライン・C52 ビンテージ・エディション」というワンオフモデルで、カラーやフロントまわりなど、C52のモチーフを使ってリデザインされたものだ。
そのほか特徴的なモデルとしてマセラティ「3500GT」も挙げたい。1957年のジュネーブショーで発表され、マセラティの歴史上、初の量産型GTであり、現行グラントゥーリズモの始祖ともいえるモデルだ。
今回出展されたモデルは、女優エリザベス・テイラーの元所有車であり、彼女の4番目の夫であるエディー・フィッシャーがエリザベス・テイラーにプレゼントするために、マセラティに直接カスタム発注した個体そのものだ。その特徴は、珍しいシャンパンゴールドのカラーで、「エリザベス・テイラーには赤いリボンがかけられ届けられた逸話が残されている」(主催社談)。次にこのクルマのオーナーとなったのは俳優のアンソニー・クインと、錚々たるオーナーの名前が連なる個体である。
今回のコンコルソ・デレガンツァでは海外から審査員が招致され審査するほか、一般来場者のアワード審査も行なわれるので、来場の際にはお気に入りの1台に一票を投じてほしい。
開催期間などの詳細は以下のとおり。
コンコルソ デレガンツァ京都2018
開催期間:2018年3月30日~4月2日
3月30日~4月1日:9時~17時(二条城の最終入城は16時、会場の最終入場は16時30分)
4月2日:展示およびアワード表彰式 9時~16時、フェアウェルパーティー 16時~17時30分(二条城の最終入城および会場の最終入場は16時)
※フェアウェルパーティーは「特別 VIP PASS」のみ参加可能
会場:京都 元離宮二条城 京都市中京区二条通堀川西入二条城町二の丸御殿中庭、台所前庭、台所(通常非公開エリア)
入場券:一般1000円、中高校生600円、小学生300円、未就学児無料
※別途、二条城入城料が必要
4月2日:特別VIP PASS 一般1万2000円、中高校生7000円、小学生4000円、未就学児無料