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ベスト・オブ・ショウを「ランボルギーニ 3500GTZ」が獲得した「コンコルソ デレガンツァ 京都 2019」

2019年4月13日~14日 開催

2019年のベスト・オブ・ショウに加え、レース/プロトタイプクラスウイナーにも選ばれた「ランボルギーニ 3500GTZ」

 世界遺産である京都元離宮二条城で4月13日~14日、「コンコルソ デレガンツァ 京都 2019」が開催され、2019年のベスト・オブ・ショウを「ランボルギーニ 3500GTZ」が獲得した。

 3回目の開催となるこのコンクールはクラシックカーの美を競うもの。海外ではアメリカの「ペブルビーチ コンクール デレガンス」、イタリアのコモ湖畔で開催される「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」が由緒ある2大イベントとして世界的に知られている。

 京都で行なわれているこのコンクールは、北米、欧州と同様の格式を持つコンクールをアジア圏の日本でも開催したいという総合プロデューサーを務める木村英智氏の思いを実現したものだ。

 開催初回から、海外の各コンクールの審査員や審査委員長をはじめ、日産自動車のデザイントップだった中村史郎氏などを審査員に迎えることで、高いクオリティを保つイベントに仕上がっている。

「コンコルソ デレガンツァ 京都 2019」の会場となった京都元離宮二条城にはエントリーした54台のクラシックカーが展示された。展示車は左奥から順にアルファ ロメオ 6C 1750 ザガート、アルファ ロメオ 6C 1750GS ザガート、アルファ ロメオ 6C 2500S
マセラティ モストロ ザガート クーペ(左)、ランボルギーニ 5-95 ザガート 100thアニバーサリー(右)
左から順にトヨタ VM180 ザガート、アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ、アルファ ロメオ TZ3 ストラダーレ ザガート
ザガートのデザイン部門トップである原田則彦氏(左)や中村史郎氏(中央)などが審査を行なう
ウイナーに選ばれた車両には花束が置かれていた
2019年のウイナーと審査員によるフォトセッション
オーテック ステルヴィオ ザガート(奥)とアストンマーティン V8ザガート(手前)
ランボルギーニ ミウラ P400(左)とランボルギーニ イスレロ 400GT(右)
ランボルギーニ1963-1970の参加車

 2018年はイタリアのカロッツェリア「トゥーリング」をフィーチャー。今年は、同じくイタリアのカロッツェリア「ザガート」が100周年を迎えることからメインテーマとされた。戦前のアルファ ロメオ「6C 1750 ザガート」や、戦後のザガートならではのデザインテーマ「ダブルバブル」を備えたアバルト「750GT ザガート」、そして、ザガート100周年を記念して作られたランボルギーニ「5-95 ザガート 100thアニバーサリー」などが展示され、来場者の目を楽しませていた。

 そのほかにも、オーテック「ザガート ステルヴィオ」やトヨタ自動車「VM180 ザガート」などの国産車やマセラティ「モストロ ザガート クーペ」、アストンマーティン「ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ」といった近年の作も出展されている。

フィアット 8V(奥)とフィアット アバルト 750GT ザガート(手前)
アルファ ロメオ 6C 1750 ザガート
アルファ ロメオ 6C 2500S
FIVAベストプリザーブドアワード:アルファ ロメオ 6C 1750GS ザガート
アルファ ロメオ SZ2(左)とアルファ ロメオ TZ(右)
アルファ ロメオ SZ(左)とランチア ハイエナ(右)
コンテンポラリークラスウイナー:アルファ ロメオ TZ3 ストラーダ ザガート
ベストイタリアンアワード:フィアット 8V ザガート
GTクラス&エレガントクローズドカーアワードウイナー:ランチア フラミニア スーパースポルト ザガート
アルファ ロメオ 6C 2500S フレッチャドーロ
ランボルギーニ1971-1985クラスウイナー&シャパルアワード:ランボルギーニ カウンタック LP400
トヨタ VM180 ザガート
アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ
ランボルギーニ1963-1970クラスウイナー:ランボルギーニ ミウラSV

 また、ランボルギーニもヒストリックカーのレストアや、認定などを行なう「ポロストリコ」を設立。日本でも力を入れていくという方針でこのイベントにも特別企画で協賛。「ミウラ」や「イスレロ」をはじめ、「カウンタック」、同社のSUVの始祖となる「LM002」を展示した。

ヴィンテージクラスの参加車
750クラスのエントリーカー
ランボルギーニ カウンタック
フェラーリ 348TS ザガート(左)、オーテック ザガート ステルヴィオ(中央)、アストンマーティン V8ヴァンテージ ザガート(右)
モダンクラスウイナー:アストンマーティン V8ヴァンテージ ザガート
コンテンポラリークラスの参加車
750クラスウイナー:モレッティ 750 ザガート
ローバーTCザガート
ランボルギーニ1986-2000クラスウイナー:ランボルギーニ ディアブロGT

 今回は54台がエントリー。ベスト・オブ・ショウをランボルギーニ 3500GTZが受賞したほか、クラスウィナーについては以下のとおり。

・750クラスウィナー:モレッティ 750 ザガート
・コンテンポラリークラスウィナー:アルファ ロメオ TZ3 ストラーダ ザガート
・GTクラスウィナー:ランチア フラミニア スーパースポルト ザガート
・ランボルギーニ1963-1970クラスウィナー:ランボルギーニ ミウラSV
・ランボルギーニ1971-1985クラスウィナー:ランボルギーニ カウンタック LP400
・ランボルギーニ1986-2000クラスウィナー:ランボルギーニ ディアブロ GT
・モダンクラスウィナー:アストンマーティン V8 ヴァンテージ ザガート
・レース&プロトタイプクラスウィナー:ランボルギーニ 3500GTZ
・ヴィンテージクラスウィナー:アルファ ロメオ 6C 2500S
・FIVAベストプリザーブドアワード:アルファ ロメオ 6C 1750GS ザガート
・ベストイタリアンアワード:フィアット 8V ザガート
・ピープルチョイスアワード:アルファ ロメオ 6C 1750GS ザガート
・ベストランボルギーニアワード:ランボルギーニ ミウラSV
・ベストザガートアワード:ランボルギーニ 3500GTZ
・エレガントクローズドカーアワード:ランチア フラミニア スーパースポルト ザガート
・エレガントオープンカーウィナー:アルファ ロメオ 6C 2500S
・シャパルアワード:ランボルギーニ カウンタック LP400
・ベストアルファ ロメオアワード:アルファ ロメオ 6C 1750GSザガート
・ベスト・オブ・ショウ:ランボルギーニ 3500GTZ

ベスト・オブ・ショウとなったランボルギーニ 3500GTZのリアビュー