ニュース

トヨタ、東京の販売会社4社を融合する新会社。「東京ReBORN」として2019年4月に設立

「J-ReBORN 計画」。東京トヨタ、東京トヨペット、トヨタ東京カローラ、ネッツトヨタ東京の4チャネルは当面維持

2018年4月2日 発表

融合前後の組織イメージ

 トヨタ自動車は4月2日、同社100%子会社のトヨタ東京販売ホールディングス(TSH)とTSH100%子会社である東京トヨタ自動車、東京トヨペット、トヨタ東京カローラ、ネッツトヨタ東京の4社を「融合」し、2019年4月1日に新会社を設立すると発表した。今後1年間で「融合」の詳細を検討していくとしている。

 新会社はトヨタ事業を統括するトヨタ本部、レクサス事業を統括するレクサス本部などで構成。東京トヨタ自動車、東京トヨペット、トヨタ東京カローラ、ネッツトヨタ東京というトヨタ事業4チャネルはトヨタ本部内カンパニーとして当面は維持するとしている。

 現状は販売会社で別経営のレクサス事業を、新会社ではレクサス本部に集約して、効率的な店舗展開やリソーセス集中などにより、プレミアム市場でのシェア拡大を図る。

 また、2018年9月ごろに、TSH100%子会社のトヨタ西東京カローラを、ネッツトヨタ多摩へ譲渡することも発表。西東京カローラを地場企業に譲渡することで、その地域に密着したサービスを提供するとしている。

 新会社について、トヨタ自動車 国内販売事業本部長 専務役員の佐藤康彦氏は「ひと言に“東京”と言っても、さまざまな地域、暮らし方、クルマの使い方がある。全国最大のマーケットであり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、お客さまニーズの変化が日本で最初に起こると想定している“東京”において、この『東京ReBORN』で直営店が全国の先頭に立ってチャレンジしていく。最新のIT技術をフル活用した新しいお店づくり、全チャネルのクルマを扱う共同店舗、シェアリングサービスの開始、高齢者が嬉しいモビリティサービス、法人のお客さまに喜ばれる新サービスなど、それぞれの地域課題に即した『町いちばんのお店づくり』を目指したい。『東京ReBORN』で、将来も夢のある、魅力のある自動車ビジネスにチャレンジし続けたい」とコメントしている。