トヨタ、総合的なITソリューション会社を目指す新会社「トヨタシステムズ」設立へ

　トヨタ自動車とトヨタの情報子会社TCS（トヨタコミュニケーションシステム）、TDC（トヨタデジタルクルーズ）、TCI（トヨタケーラム）は3月5日、2019年1月1日付でTCS、TDC、TCIの3社を統合すると発表。TCSを存続会社として、TDCとTCIを吸収合併、新会社の社名は「トヨタシステムズ」（予定）となる。

　これまで3社は、TCSが基幹システムの開発、TDCがネットワークおよびインフラの導入と運用、TCIが設計・製造支援システムの開発といった情報領域の中で、トヨタ、およびトヨタグループ各社に対してサービスを提供し、事業の支援を行なってきた。

　今回の統合では子会社3社がこれまで磨き上げてきた専門スキルを結集して、アプリケーション、インフラ、ネットワークの切れ目なく、かつサービスの企画・提案から、構築・導入・運用に至る一貫したトータルITソリューションを高い生産性で提供し続けることで、グローバルトヨタ、トヨタグループ全体の強化を目指すとしている。

　3社の統合については、クルマの電動化、知能化、競争相手の変化など、ITが果たす役割はますます大きくなるなかで、これまで取り組んできた「仕事の進め方変革」を推進、トヨタグループの連携を強化して、グループ全体を俯瞰したサービスを提供していく必要があるとの判断。