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三菱自動車、エアバッグの不具合で「i(アイ)」「ランサー」計13万1228台、「トライトン」計1400台再リコール
タカタ製エアバッグ関連の再リコール。対象車の製作期間は2003年12月2日~2012年2月20日
2018年4月4日 17:58
- 2018年4月4日 発表
三菱自動車工業は4月4日、助手席エアバッグ装置に不具合があるとして「i(アイ)」「ランサー」の2車種、計13万1228台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車の製作期間は2003年12月2日~2012年2月20日。
このリコール対象車は、一部を除き2014年12月11日付け、2015年5月22日付け、2015年6月25日付けでタカタ製エアバッグの不具合によるリコール届け出を行なったものであり、改善措置により乾燥剤が入っていない新品のインフレーターに交換しているため、再度リコール届け出を行なうもの。
不具合は、助手席用エアバッグのインフレーター(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しでガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレーター容器が破損するおそれがある。
改善対策として、全車両のエアバッグインフレーターまたはエアバッグモジュールを対策品と交換する。
また、Mitsubishi Motors(Thailand)Co., Ltd.で製造された「トライトン」計1400台も、運転席用エアバッグ装置に同じ不具合があるとして国土交通省にリコールが届けられている。対象車の製作期間は2006年8月30日~2010年4月28日。
このリコール対象車は、一部を除き2015年7月23日付けでタカタ製エアバッグの不具合によるリコール届け出を行なったものであり、改善措置により乾燥剤が入っていない新品のインフレーターに交換しているため、再度リコール届け出を行なうものとなる。
なお、三菱自動車はどちらのリコールに対しても「交換用部品の準備は整っておりますので、順次販売会社からダイレクトメールや、電話などでご案内させていただいております」とWebページで説明している。