ニュース
AJAJ、18歳以下の若者が「ロードスター」「86」「BRZ」で運転体験する「U-18 運転予備校」
モータージャーナリストによる運転講習をお台場で実施
2018年4月16日 12:16
- 2018年4月14日 開催
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)は4月14日、マツダ「ロードスター」、トヨタ自動車「86」、スバル「BRZ」といったスポーツカーを使用して、18歳以下の若者が運転体験する「U-18 運転予備校」を「モータースポーツジャパン2018 フェスティバル イン お台場」の会場で開催した。
無料で参加できるU-18 運転予備校は、交通安全促進を図る目的で年に一度ボランティア事業として開催している安全運転講習「みんなの楽ラク運転講習会」のプログラムとして実施されたもので、講師陣は同団体に所属するモータージャーナリストが担当した。
「U-18 運転予備校」
U-18 予備校の参加対象は、クルマを運転できる体格(身長150cm以上)に達し、まだ4輪車の運転免許証を取得していない18歳以下の若者(中学生/高校生を含む)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会長の菰田潔氏による座学講習のあと、「アリさんブレーキ」と題してクルマをゆっくり動かすの実技を行った。
実車を使った講習では、まずはアクセルペダルやブレーキペダルがきちんと踏め、ステアリングをしっかり操作できるシートポジションを確認。
続けて、AT車のクリープ現象を利用して、アクセルペダルは使用せず、ブレーキの操作だけでクルマを前進と後退させた。さらに、止まった状態で座学で習ったステアリング操作を確認した。
プログラムの仕上げとして、最後は参加者がステアリングを握り、助手席に座ったインストラクターからのアドバイスを受けながら特設コースを走行。参加者は皆、コース途中に用意された障害物も回避しながらコースを周回することができた。
U-18 運転予備校の目的について、菰田氏は「1つ目は、クルマを運転するドライバーの立場になると、歩行者の危険な行動も理解できるようになり、自ずと歩き方も安全になると思われること。2つ目は若いうちから正しい運転を体験することで、これから免許を取ってクルマを運転するときに基礎的な安全に対する知識を身に着けてもらおうということ。3つ目はクルマって運転すると楽しいよねということを若いうちから体験してもらって、クルマ好きや運転好きとなってくれること」とその狙いを話した。
プログラムを体験した参加者の1人は、菰田氏から感想を聞かれて「見ているよりも、実際に試した方が楽しい」と感想を話した。
このU-18 運転予備校のほかにも、「みんなの楽ラク運転講習会」としては、正しいブレーキ操作の練習する「いざという時の『急ブレーキ』と『アリさんブレーキ』体験講習」「チャイルドシートの効果を同乗急ブレーキで体感」「タイヤ空気圧管理/ランフラットタイヤの知識/交換時期/タイヤメーカー展示」「自動パーキング・縦列駐車練習」「大型車、乗用車、二輪車からの見え方、死角の確認」などのコーナーも用意され、多くの参加者が集まった。