パイオニア、AV一体型カーナビで銅メッキシャシーを初採用した「サイバーナビ Xシリーズ」新製品「AVIC-CZ902XS」

国内市販AV一体型カーナビとして初めて銅メッキシャシーを採用したカロッツェリア「サイバーナビ X」シリーズの新製品「AVIC-CZ902XS」

　パイオニアは4月18日、同社のハイエンドカーオーディオ「カロッツェリア X」シリーズの技術を導入したカロッツェリア「サイバーナビ X」シリーズを発表。新製品の「AVIC-CZ902XS」を6月に発売する。価格は24万8000円（税別）。

　AVIC-CZ902XSでは、国内市販AV一体型カーナビとして初めて銅メッキシャシーを採用。製品の側面や背面に止まらず、内部の中間シャシーまで銅メッキを施すことで、カーナビ基板とカーオーディオ基板の間で発生するノイズを遮断。本体の右側面で「銅メッキビス」を集中的に使い、オーディオブロックにノイズが回り込まないよう流れをコントロールするほか、背面のヒートシンクでは銅メッキ処理のほかに絶縁シートも採用。カーナビ基板とオーディオ基板のGNDシャーシ間にノイズが回り込まないようにするなど、徹底的かつ緻密にノイズをコントロールしている。

「AVIC-CZ902XS」

　このほか、「静音化と制振化を追求した堅牢なシャーシ構造」「OFC（無酸素銅）を採用した高音質ケーブルを2種類同梱」「新日本無線製のMUSESシリーズハイエンドオーディオ用オペアンプ6基搭載」「パイオニア製のフルカスタムオーディオ電源用アルミ電解コンデンサー搭載」「高音質トロイダルコイル搭載」「新開発となる超低位相雑音特性のサウンドマスタークロック回路の搭載」「アナログオーディオ負電源にリップルフィルター追加」「細部に渡るオーディオ基板のチューニング」などを実施。

「FLAC」「WAV」「ALAC」といった多彩なファイルフォーマットに対応し、ハイレゾ音源（96kHz/24bit）を再生可能。さらにCD音源などの可聴帯域内に存在する量子化ノイズを除去し、可聴帯域以上の音楽信号を復元させて再生周波数帯域をハイレゾ音源に近づける「マスターサウンドリバイブ」、デジタル信号の処理演算時に起きる音質劣化を防止する「フルタイム52bit 高性能トリプルコア浮動小数点DSP」、S/N比-123dBのバーブラウン製「32bit アドバンスド・セグメント方式電流出力型D/A コンバーター」などを採用。音響技術者の試聴で細部まで徹底的にチューニングを繰り返し、微細な音が埋もれることのない「純粋無垢な原音再生」を実現している。

AVIC-CZ902XSの主な仕様

・TV モニター部
画面サイズ　7V型ワイドVGA
有効画素数　120万9600画素（水平840×垂直480×3［RGB］）
方式　TFTアクティブマトリクス方式
・外形寸法
ナビゲーション部取付寸法　178×165×100mm（幅×奥行×高さ）
・質量
ナビゲーション部　2.2kg