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日本レース写真家協会、「モータースポーツジャパン 2018」活動レポート

中学生以下を対象にしたモータースポーツ写真教室「ジュニアフォトスクール」など開催

2018年4月14日 開催

 4月14日、モータースポーツを通じてクルマやバイクの魅力を伝えるイベント「モータースポーツジャパン 2018 フェスティバル イン お台場」が東京 お台場に設けられた特設会場(東京都江東区青海)および周辺の公園地区で開催された。例年通り2日間の開催予定であったが、開催2日目にあたる4月15日は荒天が予想されたため大会前日に中止が決定。4月14日も一部のプログラムを中止した短縮開催になったものの、それでも会場には4万4917人(主催者発表)もの来場者が訪れて大きな盛り上がりを見せた。

 2018年で13回目を迎えるモータースポーツジャパンに開催2年目より参加し続けているJRPA(日本レース写真家協会)は今年も出展し、本物のレーシングカーと家族の記念写真を撮影する「ファミリーフォトセッション」や中学生以下を対象としたモータースポーツ写真教室「ジュニアフォトスクール」などが行なわれた。

 また、例年行なわれている国内外で活動する会員のモータースポーツ写真の展示では、1000円の募金につき1点、展示された作品を会場で新たにプリントアウトして来場者に手渡し、その募金を2016年に発生し多くの被害をもたらした熊本地震の被災地へ届けるというファンとJRPA共同の復興支援活動を行なった。ちなみに、被災エリアにあるサーキット、オートポリスは多くのJRPA会員にとっても馴染み深いサーキットであり、撮影に向かう周辺道路に残る爪跡を目にした会員も多い。

熊本地震への募金1000円につき1点、展示されたJRPA会員の作品を会場で新たにプリントアウトして来場者に手渡した

 ジュニアフォトスクールでは参加者に望遠ズーム付きデジタル一眼レフカメラが貸し出され、特設走行エリアの報道関係者だけが立ち入りを許されるエリアで、JRPA会員の指導を受けながらSUPER GTマシンの撮影を楽しんだ。なお、撮影前には走行を控えたロニー・クインタレッリ選手と中嶋一貴選手の即席撮影会が行なわれ、撮られる両選手も集まった小さなカメラマンたちに終始笑顔を見せながらの和やかな雰囲気であった。

走行を控えたロニー・クインタレッリ選手と中嶋一貴選手の即席撮影会が行なわれた
プレスエリアでの撮影は貴重な体験。みんな真剣だ

 貸し出されたカメラはキヤノン EOS 9000D+EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMとニコン D5600+AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRの2種。どちらも子供にも無理のない軽量なカメラボディと手ぶれ補正付き望遠ズームレンズの組み合わせだ。

今年もキヤノン、ニコン両メーカーのカメラが貸し出された

 今年もエプソン販売、キヤノンマーケティングジャパン、ニコンイメージングジャパンからカメラやプリンターの提供がなされた。来場者による熊本地震への募金、突然のお願いにもかかわらず笑顔で撮影に対応してくれたレーシングドライバー、機材面で提供を続けてくれるメーカーなど多くの関係者の協力により2018年のモータースポーツジャパンにおけるJRPAの活動は行なわれたのだ。

エプソン、キヤノンのプリンターでプリントされた。どちらもモータースポーツには縁の深いメーカーだ