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【インディ500 2018】インディ500決勝スタート。佐藤琢磨選手は46周でリタイア

2018年5月27日(現地時間) 決勝開催

決勝レースを走行中の30号車 佐藤琢磨選手

 北米の最高峰モータースポーツ・シリーズ「インディカー・シリーズ」第6戦となる「第102回 インディアナポリス500マイル・レース」(102ND RUNNING OF THE INDIANAPOLIS 500、インディ500)が、米国インディアナ州の州都インディアナポリス市にあるインディアナポリス・モータースピードウェイで5月15日~27日の12日間にわたって開催されている。

 現地時間27日0時23分にグリーンフラッグが振られ、2.5マイルのオーバルコースを200周、500マイルで競われるレースがスタートした。

スタート前のドライバー全員による記念写真

上位はほぼ予選順位のまま淡々とレースが進む、佐藤琢磨選手は17位を走行中

佐藤琢磨選手を激励する本田技研工業株式会社 代表取締役社長 八郷隆弘氏

 インディ500のレースは、レース前のセレモニーで幕を開ける。予選順位ごとにドライバー紹介が行なわれるほか、各種のセレモニーが実施された。2017年のウィナー、佐藤琢磨選手は予選16位からのスタート。グリッドでは、本田技研工業株式会社 代表取締役社長 八郷隆弘氏、同 モータースポーツ部長 山本雅司氏などの激励を受けた。

 レースは恒例となっている国歌独唱、米国空軍機のフライバイなどのイベントを経て、インディアナポリス・モータースピードウェイ CEO トニー・ジョージ氏の「Ladies and gentlemen, start your engine」のコマンドコールを受けてエンジン始動し、数周のフォーメーションラップを経て午後0時23分にグリーンフラッグとなりスタートが切られた。

上空をステルス爆撃機 B-2がフライバイ

 スタートから10分の1が経過した20周の時点でのトップはポールポジションからスタートした20号車 エド・カーペンター選手(エド・カーペンター・レーシング、ダラーラ・シボレー・ファイアストン)で、2位は22号車 サイモン・パジェノー選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ・シボレー・ファイアストン)、3位は12号車 ウィル・パワー選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ・シボレー・ファイアストン)と、カーペンター選手の後ろにペンスキー勢が続く展開となっている。上位は予選順位どおりの展開で、今のところは静かなレースとなっている。

 注目の引退レースを走る13号車 ダニカ・パトリック選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ・シボレー・ファイアストン)は予選7位から少し下げて12位、昨年のウィナー30号車 佐藤琢磨選手(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、ダラーラ・ホンダ・ファイアストン)はスタート時の16位から1つ下げて17位となっていた。

佐藤琢磨選手は46周でリタイア

 最初のフルコースイエローが起きたのは47周、周回遅れのジェームス・デービソン選手に佐藤琢磨選手が追突する形でクラッシュし、デービソン選手とともにリタイア第1号となってしまった。記録上、46周走行でリタイアと現時点ではなっている。