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フォルクスワーゲン、神奈川県葉山町で「e-ゴルフ」を無料貸し出しする「e-HAYAMACATION」キックオフセレモニー
葉山の健やかなそよ風、波の音、小鳥の鳴き声を損なわず満喫できる
2018年5月31日 12:58
- 2018年5月30日 実施
- 2018年6月3日~11月30日 貸し出し
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、神奈川県葉山町と共同でEV(電気自動車)「e-ゴルフ」を葉山町を訪れた観光客に乗ってもらうプロジェクト「e-HAYAMACATION」を開始。6月3日~11月30日に無料でe-ゴルフを貸し出しする。それに先がけて5月30日、葉山町の葉山マリーナでキックオフセレモニーが行なわれた。
e-ゴルフを1日無料で貸し出し
「e-HAYAMACATION」は2017年に実施した高級レンタル邸宅「THE HOUSE」と葉山を舞台にした新しいバケーションスタイルを提案するプロジェクト「HAYAMACATION」をさらに進化させたもの。2回目となる2018年は葉山町もコラボレーションに加わり、モビリティの自由を確保しながらも環境に優しい、ゼロエミッション ビークルであるe-ゴルフを6台用意し、住民や観光客が無料で利用できる。
6台のe-ゴルフは6カ所それぞれのラッピングが施されて「試乗発着ステーション」に配置され、各ステーション1日1組が利用できる。利用には予約が必要で、5月30日から予約が開始されている。発着ステーションと配置されるe-ゴルフは以下のとおり。
場所や貸し出し時間はステーションを設置した店舗・施設の運営時間による。詳細は、配置されるe-ゴルフのラッピングも紹介する予約サイトで各ステーションの情報を確認いただきたい。
各ステーションには充電設備があり、夜間に充電して貸し出しに備える。e-ゴルフの1回の満充電での走行距離はカタログ値で301kmとなっているため、途中での充電は想定してない。
葉山マリーナで町長など関係者が出席するキックオフセレモニー
試乗発着ステーションの1つ、葉山マリーナにおいて葉山町長など関係者が参加して「e-HAYAMACATION」のキックオフセレモニーが行なわれた。
フォルクスワーゲン グループ ジャパン 代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)のティル・シェア氏は、葉山町とのコラボレーションを喜んでいるとし「葉山には生活のONとOFFのバランスを大切にする気風があると思います。ライフスタイルは、ピープルズカーブランドとしてのフォルクスワーゲンととても相性がよいと感じます」と葉山町の印象を語った。
e-ゴルフを提供した理由は「e-ゴルフは、フォルクスワーゲンがグローバルで推進しているe-モビリティ戦略において重要な役割を果たすモデルです。昨年日本市場に導入したばかり」とし、「排出ガスを出さない、音もとても静かなe-ゴルフにより、葉山の健やかなそよ風、波の音、小鳥の鳴き声を損なわず満喫できます」とEVのメリットを掲げた。
そして「e-ゴルフ6台により、多くの葉山町住民の皆さま、そして、葉山を訪れる人々の葉山町での時間をフォルクスワーゲンで楽しんでいただける機会となることを願っております」と願いを語った。
続いて葉山町町長の山梨崇仁氏が登場、葉山町を「日本の誇る西海岸のある町、御用邸がある町として、古くから別荘地として、安らぎを求めて移住してくださっている町。人口は約3万3000人を維持している町」と紹介した。葉山は自然を愛する人が多いとして「葉山のゴミの分別は非常に厳しいです。28の分別を行なっています。ゴミは着々と減量を続け、本年度はおそらく鎌倉市を抜いて、ゴミのリサイクル率が神奈川県内で一番になるのではないか」と例を挙げて紹介した。
山梨氏はさらに「葉山には、個性的な自らのライフスタイルを大事にするような方々がたくさんいらっしゃいます。今回の企画は、まさに葉山の町の皆さんが望んでいます。ウェルカムな気持ちでお迎えできるような企画ではないかと思っています」と取り組みを歓迎した。
山梨氏が期待する成果は「フォルクスワーゲンのあのクルマが走ってたね、葉山って面白い取り組みしているね。そんなふうに思ってもらって、この町を愛してくれることが増えること」とした。
また、町内の道路規制に触れ「行政の長として言わなければならないことがあります。この町は小さな町で、道路が狭いところが多いです。制限速度は1カ所のトンネルを除いてほとんどが40km/h。まずは6カ月の取り組みが事故なく無事に過ごせるよう、心から願っております」とした。
会場の場所を提供した葉山マリーナからは常務取締役の江藤綾子氏が登壇。葉山マリーナは1964年の東京オリンピックに向けてオリンピック選手や家族が宿泊できる施設として、ヨットハーバー付きのリゾートホテルとして作られたと葉山マリーナの説明をした後「葉山町のインスタグラムが人気で、全世界からここ葉山が注目されつつあります。そのような中、このスタイリッシュでおしゃれなe-ゴルフが葉山の町を駆け巡るということで、e-ゴルフを通じてますます葉山の魅力がアップすると思います」と述べた。
葉山町の住民代表として上野和典氏が登場。上野氏はフォルクスワーゲン車を3台乗り継いだ人で、葉山町が気に入って移住してきた。現在はゴルフ ヴァリアントに乗り、主に買い物に利用しているという。e-ゴルフについても興味を示し「葉山に合ってると思います。電気自動車がたくさん走るようになれば、非常に静かだし、環境にもいいし、たくさん走るようになってもらいたいと思います」と感想を語った。
続いて司会のジョージ・カックル氏による葉山の紹介。カックル氏は子供のころから父親に連れられて葉山マリーナを訪れていたというほか、アメリカに渡ってからフォルクスワーゲンのメカニックをし、フォルクスワーゲン車を10台ほど乗り継いたという経歴の持ち主。葉山についても詳しく、森戸神社や裕次郎灯台など、町の名所を紹介した。
最後はプロジェクトスタートとして点灯式。ティル・シェア氏、山梨崇仁氏、江藤綾子氏、上野和典氏がスタートボタンを押し、e-ゴルフのライトが点灯。「e-HAYAMACATION」のスタートを宣言した。