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アルピーヌ・ジャポン、ミッドシップスポーツの新型「A110」受注開始。限定車「プルミエール・エディション」は790万円

50台限定。応募多数の場合は抽選で、当選通知は7月16日~17日

2018年6月22日 受注開始

790万円

ミッドシップスポーツモデル新型「A110」を日本本格導入

 アルピーヌ・ジャポンは6月22日、新型ミッドシップスポーツモデル「A110」の50台限定車「プルミエール・エディション」の受注を開始した。ステアリング位置は左のみの設定で、価格は790万円。

 正規販売店や公式サイトで7月10日まで申し込みを受け付け、応募が多数あった場合は抽選になる。7月15日にフランス大使館でフランス大使立ち合いのもと抽選が行なわれ、当選通知は7月16日~17日という流れ。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
A110 プルミエール・エディション直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ7速DCT2WD(MR)7,900,000円

 ルノー・ジャポンは、2017年10月に日本でアルピーヌブランド車の輸入販売事業を行なうビジネスユニット「アルピーヌ・ジャポン」を設立。3月の段階で6月を目途にA110についての情報公開を行なうことを予告していた。

 アルピーヌは1955年に創設されたスポーツカーメーカー。1970年代にアルピーヌを代表するモデル「A110」がラリー世界選手権でチャンピオンを獲得するなど活躍し、その名が広く知られることとなった。ルノー車をベースにスポーツモデルを作るなど、ルノーとの関係が深かったアルピーヌは、その後ルノーの傘下に入って活躍を続けたが、1995年にその活動を休止。そのアルピーヌが2016年に復活し、2017年に新型A110の限定車「プルミエール・ エディション」が発表された。

 2名乗車仕様の新型A110は、ラップタイムやパワー主義ではなく、ドライバーをどんなスピードでも興奮させ魅了するドライビングプレジャーを目指して全くの白紙から設計。車両の設計・開発はフランスのギヤンクールにあるグループ・ルノーのテクノセンターと、レズリスにあるルノー・スポールのエンジニアリングセンターで行なわれた。

 アルミ製プラットフォームとアルミボディはリベットと接着と溶接により接合され、強固で軽量な構造に作られた。また、アルミ製サスペンション、1脚あたり13.1kgという軽量なサベルト製スポーツシート、世界初の電動パーキングブレーキを内蔵したブレンボ製リアブレーキキャリパー(シングルピストン。フロントは4ピストン)などにより、今回のプルミエール・エディションの車両重量は1110㎏を実現。

 また、サスペンションは乗り心地とハンドリング性能を両立するべく前後ダブルウィッシュボーンとし、足下は軽量なFuchs製の18インチ鍛造ホイールとミシュラン「パイロットスポーツ4」(フロント205/40 ZR18、リア235/40 ZR18)を組み合わせた。

 ボディサイズは4205×1800×1250mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2420mmで、前後重量配分はフロント44%、リア56%。重心はガソリンタンクを前車軸後方に、エンジンを後車軸前方にレイアウトするなど車体中央付近に集め、運動性能を高めている。

 エクステリアでは、フラットなアンダーボディやリアディフューザーによって低ドラッグ(空気抵抗)と大きなダウンフォースを得ることが可能で、Cd値は0.32。フロントまわりでは4つの独立したフルLEDヘッドライト、ボンネットの中央に走る“スパイン(脊柱)”によってアルピーヌのDNAを表現した。

ボディサイズは4205×1800×1250mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2420mm。足下は軽量なFuchs製の18インチ鍛造ホイールとミシュラン「パイロットスポーツ4」(フロント205/40 ZR18、リア235/40 ZR18)の組み合わせで、その奥にブレンボ製のキャリパー(フロント:アルミモノブロック対向4ピストン、リア:アルミシングルピストン[電動パーキングブレーキ内蔵])が覗く

 パワートレーンは、ルノー・日産アライアンスによる新開発の直列4気筒DOHC 1.8リッター直噴ターボ「M5P」型エンジンにゲトラグ製の7速DCTを組み合わせ、最高出力185kW(252PS)/6000rpm、320N・m(32.6kgf・m)/2000rpm)を発生。車両重量は1110kgで、パワーウェイトレシオ4.4kg/PSを実現している。JC08モード燃費は14.1km/L(参考値)。

 また、走行モードとして「ノーマル」「スポーツ」「トラック」の3種類を設定し、ステアリングにあるボタンでモード選択を行なうとスロットルレスポンス、ステアリングのアシスト、ギヤシフトスピード、ESCの設定、フルカラーTFTメーターの表示が切り替わる。ローンチコントロール機能も備わるという。

 インテリアではなめらかな天然皮革を採用するとともに、車体を形作るアルミニウム、カーボンファイバーといった最高品質の素材が用いられた。また、マルチメディアシステムを備え、リアルタイムの走行データ(エンジン出力/トルク、過給圧、クラッチ/トランスミッションオイル温度など)を測定し、表示させることが可能になっている。

インテリアではなめらかな天然皮革を採用するとともに、車体を形作るアルミニウム、カーボンファイバーといった最高品質の素材を用いた。サベルト製スポーツシートも印象的
購入申し込みのスケジュールと手順

6月22日:購入申込み受付開始(アルピーヌ公式サイト、アルピーヌ正規販売店で受付)
7月10日:購入申込み受付終了
7月15日:フランス大使館で、フランス大使立会いのもと抽選
7月16日~17日:Eメールで当選を通知
7月17日~24日:当選者申込金支払い
7月17日~8月6日:正式受注