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日産、バッテリー事業「オートモーティブエナジーサプライ」の会社分割中止。買主GSRの資金不足で

2018年7月2日 発表

 日産自動車は7月2日、同社連結子会社でバッテリー事業を展開するオートモーティブエナジーサプライについて、同会社の会社分割を中止すると発表した。

 日産は、プライベートファンドGSR キャピタルグループが設立した「GSR Electric Vehicle(UK) Holding Limited」との間で、バッテリー事業の譲渡を目的とした取引を6月29日付けで完了することを目指していた。

 しかし、取引実行日である6月29日に、買主であるGSRから取引上の買主の義務の履行に必要な資金が不足している旨の連絡を受けたため、会社分割を中止することとした。

 株式譲渡を含めた取引にかかる今後の見通しについては、日産において検討の上、詳細が決まり次第速やかに知らせるとしている。