ニュース

大雨で浸かったクルマ、水が引いても使用しないで。国交省などが注意喚起

HV(ハイブリッド車)やEVはむやみに触らないで販売店や整備工場に相談を

2018年7月9日 発表

日本自動車工業会が公開してる「安全 すてきな カーライフのすごし方 セーフティカーライフ 2017-2018」より

 国土交通省は7月9日、大雨等による浸水や冠水被害を受けて水に浸った車両について、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがあると注意喚起した。

 この注意喚起は、西日本地域における豪雨の被害を受けて、水に浸った自動車ユーザーに向け、感電事故や電気系統のショート等による車両火災を防止するために行なったもので、以下に注意喚起に示された対処方法を記載する。

1.自分でエンジンをかけない。

2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、HV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。

3.なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をして下さい。

外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)を

 なお、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)やJAMA(一般社団法人日本自動車工業会)のWebサイトにおいても、同様の注意喚起がされている。