ニュース

トヨタ、MSPF活用のカーシェアサービス「Hui」米ハワイ州で開始

ホノルル市内25カ所にあるステーションで24時間利用可能

2018年7月10日(現地時間) 発表

カーシェアサービス「Hui」

 トヨタ自動車は7月10日(現地時間)、同社のMSPF(モビリティサービスプラットフォーム)を活用したカーシェアサービス「Hui」を米国 ハワイ州で開始した。Huiサービスの運営は米国 ハワイ州のトヨタ販売代理店Servcoが担う。

 カーシェアの利用者は、スマートフォンのアプリ「Hui」を通じて、ホノルル市内25カ所にあるステーションから「プリウス」などのクルマを、24時間いつでも、時間や日にち単位で借りることができる。また、ガソリン代や保険料などがすべて基本料金に含まれるため窓口での手続きが不要で、登録から車両予約、利用、支払いまでの一連の操作をすべてアプリ上で行なうことが可能という。

 さらに、車両に搭載されたSKB(スマートキーボックス)により、利用者はドアロックの開閉やエンジンの始動もスマートフォンで行なうことができるとしている。

カーシェア「Hui」の利用イメージ

 Huiでは、トヨタの北米におけるコネクティッド分野の戦略事業体Toyota Connected North Americaが、MSPFの1機能として開発したカーシェア事業用アプリケーションをServcoに提供してサービスの運営をサポートする。

 トヨタの副社長で「コネクティッドカンパニー」プレジデントの友山茂樹氏は「ServcoのカーシェアサービスHuiは、地域に根ざした販売店が、トヨタのMSPFと自らの資産を有効に活用し、安心、便利で、先進的なカーシェア事業を迅速に展開できることを実証したものです。ここで得られた成果を、グローバルな取り組みに反映し、魅力的なモビリティ社会の確立に貢献して行きます」とコメント。

 また、Servco CEOのマーク・フクナガ氏は「Huiは、ハワイにおいて最も革新的なカーシェアサービスであり、このサービスの開始は、Servcoとトヨタの双方にとって大変重要な一歩となります。Huiが、移動手段の選択肢としてホノルル市民や旅行客の皆様にご利用いただけることを楽しみにしています」と述べた。

ホノルル市内25カ所にあるステーションで24時間利用可能