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独アウディ、新型EV「e-tron」にAmazonの音声サービス「アレクサ」搭載

スマートホームコントロールでガレージシャッターの開閉や照明ON/OFFも

2018年9月18日(現地時間)発表

新型SUV「e-tron」

 独アウディは9月3日(現地時間)、SUVタイプのEV(電気自動車)「e-tron」のコネクティビティ技術として、Amazonの音声サービス「Alexa(アレクサ)」を採用したと発表した。

 e-tronはLTEモジュールを備えており、Alexaはe-tronに搭載される「MMIオペレーティングシステム」に統合され、ユーザーがスマートフォンなどを持ち込んで接続する必要なく利用可能。e-tronにAmazonアカウントをリンクさせると、後はマイクに対して音声操作を開始するキーワードである「アレクサ」と呼びかけることでAlexaの各サービスが利用できるようになる。

 ユーザーは自宅やAlexa対応デバイスで利用しているものと同じ機能やサービスをe-tronの車内で利用でき、「Audible(オーディブル)」「Amazon Music(アマゾンミュージック)」「TuneIn(チューンイン)」などからニュースや天気予報、スポーツの結果について知ることができるほか、音楽やオーディオブックをストリーミング再生したり、食料品などの注文、予定リストのスケジュール追加などをAlexaの音声操作で行なえる。

 さらにAlexaの「スキル」にも対応。「スマートホームコントロール」と連動させることで、自宅ドアの解錠&施錠、ガレージシャッターの開閉、照明のON/OFFなどを音声操作できるようになる。

e-tronの車内で音声サービス「Alexa(アレクサ)」を利用可能

 発表内でアウディAG エレクトリクス/エレクトロニクス統括責任者のトーマス・M.ミュラー氏は、「インテリジェントな会話の機能やデジタル音声サービスを搭載したクルマは、もはや新しいものではなくなっています。そのため、インフォテイメントシステムにAlexaを統合することは、当然のステップでした。私たちは、家庭でも道路でも、一貫したユーザーエクスペリエンスをお客さまに提供したいと思っています」とコメント。

 また、Alexa Auto 副社長のネッド・クーリック氏は、「私たちのビジョンは、自宅、職場、外出先のどこにいても、Alexaを利用できるようにすることです。Alexaをクルマに直接組み込むことによって、オーナーはAlexaに話しかけて音楽を再生したり、電話をかけたり、膨大な数のスキルにアクセスしたりすることができます。プレミアムブランドのアウディと協力し、新しいアウディ e-tronや他のモデルにおいて、Alexaの素晴らしい体験をお届けできることを大変嬉しく思っています」としている。