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独アウディ、ブランド初のEV「e-tron」を生産開始。1台目は「ミサノレッド」

日本時間9月18日12時30分開始の発表会をWebでライブ中継

2018年9月3日(現地時間)発表

ブリュッセル工場でアウディ初のEV「e-tron」がラインオフされた。「ミサノレッド」のフロントバンパーがチラリとのぞく

 独アウディは9月3日(現地時間)、ブランド初のEV(電気自動車)「e-tron」の生産を開始したと発表した。

 同日にラインオフされた初めての生産車は「ミサノレッド」のボディカラーで塗装されており、アウディ AG生産およびロジスティックス担当取締役のぺーター・ケスラー氏とアウディ ブリュッセル マネージングディレクターのパトリック・ダナウ氏が車両を出迎えた。

 e-tronが生産されるブリュッセル工場では、2016年の夏からボディショップ、塗装ショップ、組立ラインを段階的かつ徹底的に改築し、独自のバッテリー(モジュール)生産設備も立ち上げられた。生産したバッテリーは無人の輸送システムによってジャストインシーケンスでEVの組立ラインに供給され、ブリュッセル工場の従業員はアウディ初のEVのために20万時間以上のトレーニングを受けるなどして、生産開始に向けて準備を整えてきた。

 ケスラー氏は、「アウディ e-tronは正真正銘のパイオニアです。このクルマは、バーチャルエクステリアミラーをはじめとする革新的テクノロジーを搭載し、優れたハンドリングやダイナミクスといった伝統的なアウディの品質に、従来の自動車の領域を遥かに超えた先進技術を組み合わせています。アウディのブリュッセル工場は、EVを生産するために、徹底的に近代化されました。この工場は、プレミアムセグメントにおいて、世界で初めてCO2ニュートラルな生産拠点として認定を受けています」とコメント。

 ダナウ氏は、「アウディは、アウディ e-tronのために、膨大な技術的能力を社内に蓄積し、バッテリー技術および駆動システムの両方を自社開発しました。従業員は数多くの生産工程を見直し、計画し、実行に移しました」とコメントした。

 なお、アウディは、サンフランシスコで9月17日の20時30分(現地時間。日本時間:9月18日12時30分)から開催されるe-tronの発表会の模様を、Webサイト(英文)でライブ中継する。