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篠田麻里子さんや山内一典氏が、アキバで「アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ」のトークショー

「Audi e-tron Vision Gran Turismo NIGHT IN TOKYO」

2018年8月8日 開催

篠田麻里子さんが東京 秋葉原のベルサール秋葉原で開催された「Audi e-tron Vision Gran Turismo NIGHT IN TOKYO」に登場した

 アウディ ジャパンは8月8日、東京 秋葉原のベルサール秋葉原で、オーナー参加型のイベント「Audi e-tron Vision Gran Turismo NIGHT IN TOKYO」を開催した。

 Audi e-tron Vision Gran Turismo NIGHT IN TOKYOでは、PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」とのコラボレーションでアウディがワンオフ製作したピュアEV(電気自動車)「アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ」を公開。「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーでポリフォニー・デジタル 代表取締役の山内一典氏や、タレントの篠田麻里子さんが出演するトークショーを行なった。

アウディ ジャパン株式会社 マーケティング本部長 シルケ・ミクシェ氏

 最初に挨拶を行なった、アウディ ジャパン マーケティング本部長のシルケ・ミクシェ氏は、アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモを、「元々はPlayStation4用ソフトウェアのグランツーリスモSPORT用のためだけに開発したバーチャルなクルマだったのですが、アウディはピュアEVとして世界1台限定で実車を作りました」と紹介。

 8月4日~5日に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 5 FUJI GT 500mile RACE」で、アウディワークスのブノワ・トレルイエ選手がドライブしたことについて触れるとともに、「電気製品の聖地、秋葉原にクルマを持ち込みました。日本とドイツのコラボレーションとなるスペシャルなクルマを紹介するイベントを最後までお楽しみください」と話し、挨拶を終えた。

「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーで、株式会社ポリフォニー・デジタル 代表取締役 山内一典氏

 次に、「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーでポリフォニー・デジタル 代表取締役の山内一典氏が登場。「FIA(国際自動車連盟)と、今後100年のモータースポーツを新しくデザインしようと、5年前からプロジェクトを始め、それがようやく形になってきました。ビジョングランツーリスモを始めたのは、素敵なクルマが作られるきっかけを作れないかと考えたこと。また、今でもクルマ作りを楽しんでいらっしゃいますか? と、メーカーの皆さまに向けた問いかけ、メッセージでもあります。そして、いざ始めてみると、単なるパートナーシップやコラボレーションという枠を越えて、プロジェクトそのものを楽しんでいただけて、僕が問いかけたメッセージは、『いやいや、まだ楽しんでいるよ』というメッセージとして返ってきました」と挨拶を行なった。

PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」とのコラボレーションでアウディがワンオフ製作したピュアEV(電気自動車)「アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ」
ビジョングランツーリスモについて話す山内氏(右)

 挨拶ののち、車両のアンベールを実施。富士スピードウェイでもステアリングを握ったトレルイエ選手が会場内を走行。アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモの静かな走りを披露した。

アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ
ブノワ・トレルイエ選手がアウディ e-tron ビジョン グランツーリスモに乗り込み、短い距離ながらも会場を走行。ゲームの世界と現実がシンクロした

 その後、山内氏に加え、アウディ AG ドライビングエクスペリエンス/モータースポーツマーケティング統括のクラウス・デメル氏が登壇。山内氏とのトークショーが行なわれた。

アウディ AG ドライビングエクスペリエンス/モータースポーツマーケティング統括 クラウス・デメル氏

 トークショーでは、デメル氏が「びっくりすることをやりたいという思いがあり、せっかくゲーム用に美しいクルマができたので、これで実車を作ってしまおうと思った」と、アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモの実車を作ることになったきっかけについて話した。

 さらに、「山内さんからゲームと実車でクルマのデザインを変えないでほしいと言われ、形が決まってしまっているなかで、レースで走れるような技術をうまく組み合わせていくという、普通のクルマ作りとは全く逆のプロセスを経なければいけなかったことがとても苦労しました。それでも、アウディのエンジニアたちの豊富な経験と、かっこいいデザインがうまく融合して、そこに“何が何でも実車を実現したい”という強い気持ちが組み合わさり、このようにいいクルマができたと自負しております」と、開発について語った。

 山内氏は、「僕自身は電気で動くレーシングカーに乗ったのは初めてだったのですが、実際にトラックに出てみるとパーフェクトなレーシングカーで、通常のマシンとは違ってすごく静かで、よりドライビングに集中できました。これは“新しいeモーターレーシングの時代が始まった”と実感しました」と、実際にアウディ e-tron ビジョン グランツーリスモをドライブした際の感想を述べた。

 最後にデメル氏が、「アウディが考える未来、アウディが考える電気自動車を世の中に対して伝えることができたのかと思います。山内さんがおっしゃった通り本当に乗って楽しいクルマなので、これから実際にアウディの電気自動車を購入される皆さまにも楽しんでいただけるのではないかと思っています」と話して、トークショーは終了した。

トークショーの最後に、デメル氏と山内氏は固い握手を交わした

 また、富士スピードウェイでトレルイエ選手がドライブするアウディ e-tron ビジョン グランツーリスモに、日本人女性として初めて同乗したタレントの篠田麻里子さんがアウディカラーの衣装で登場。

篠田麻里子さん

 初めて富士スピードウェイに行き、サーキットを走るレーシングカーに同乗したという篠田さん。走行中にトレルイエ選手がスピードをわずかに落としてくれたというエピソードを紹介し、「優しくてコロッといきそうでした(笑)」とコメント。また、2年前に免許を取ったばかりだと言い、「クルマについてはあまり詳しくないのですが、未来のクルマについていろいろなことを学んだ気がします。アウディの似合う女性になりたいな、と思いました。いつか乗ってみたいです」と話した。

「日本人女性として初めてアウディ e-tron ビジョン グランツーリスモに乗ることができ、とても光栄です」と話していた篠田さん
富士スピードウェイでの同乗走行を映像で振り返った
途中でトレルイエ選手が登場。「バーチャルで存在していたクルマが実際に現れるとは思っていなかったので、見てびっくりしました。GTカーはとてもノイズの大きいクルマですが、e-tronはとても静かに運転できるのが大きな違いです。パワーがあり、コーナーもすごく早く回れました。アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモはかっこいいしセクシーなデザインで、ハンドリングもしやすくて、とてもいい走りができるクルマです」と話していた
会場では、SUPER GTのGT300クラスに参戦する21号車 Audi Team Hitotsuyamaの富田竜一郎選手が登場して、グランツーリスモSPORTをプレイする一幕も。使用車種はもちろんアウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ