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「東京モーターフェス 2018」は平成最後の開催で「バブル時代のクルマ&バイク」など展示

eスポーツ大会では「真剣勝負・自動車メーカー対抗戦」も

2018年10月6日~8日 開催

入場料:無料

「東京モーターフェス 2018」が10月6日~8日に東京 お台場で開催

 自工会(日本自動車工業会)は、10月6日~8日に東京 お台場の東京臨海副都心 特設会場、センタープロムナード、メガウェブで開催する「東京モーターフェス 2018」の開催概要を発表した。東京モーターフェス 2018の入場は無料。

 東京モーターフェスは、東京モーターショーが実施されない年に自工会や自工会所属の国内自動車メーカー14社が開催するイベント。前回の2016年から開催規模を大幅に拡大し、参加メーカーに海外メーカーのインポーターなどが加わり15社から27社に増加。さらに出展台数も約160台から約260台となり、会場面積はほぼ2倍になるという。「胸に、ギュンとくる。」をテーマとする今回は、平成の元号で最後の開催となることを受け、平成の時代を彩った「3つのコンテンツ」を柱として行なわれる。

ドリフト走行と「バブリーダンス」が共演

 1つめはバブル景気をキーワードにした「バック to the バブル」。好景気を背景に多彩な進化を遂げた当時の人気モデル24台(9月20日時点)を、参加メーカーや事前公募、中古車販売のガリバーなどの協力によってお台場特設第一会場(R区画)で展示。また、ピストン西沢氏がプロデューサーを務めるステージイベントでは、「バブリーダンス」によって人気を集め、全国高等学校ダンス部選手権で2連覇を果たした大阪府登美丘高等学校のダンス部OGと、ドリフトユニットの「チームオレンジ」が共演。クルマとダンスの融合によるユニークなパフォーマンスが披露される予定となっている。

ピストン西沢氏(左)がプロデュースするステージイベントでは、大阪府登美丘高等学校のダンス部OGによる「バブリーダンス」と、ドリフトユニットの「チームオレンジ」が共演

 2つめは家庭用TVゲームからインターネット接続によって世界規模の競技に進化したeスポーツ大会の「e-circuit」。メガウェブ内で実施されるライブイベントでは、ポリフォニーデジタルが主催するeスポーツ大会「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ 2018シリーズ」のアジア/オセアニアリージョンに参加して、6月~9月の期間にポイントを獲得した上位30人が出場。10月6日に「ワールドファイナル出場者決定戦」、10月7日に「リージョンチャンピオン決勝戦」が実施される。

 これに加えて10月8日には、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、マツダ、スバル、三菱自動車工業の6社によるエキシビションマッチ「真剣勝負・自動車メーカー対抗戦」を開催。各社に所属するプロドライバーやeスポーツの強豪プレーヤーがチームを結成し、グランツーリスモSPORTを使った白熱のバトルを披露する。なお、トヨタからは脇阪寿一氏、スバルからは新井敏弘氏が参加予定とのこと。

 3つめは10月7日にお台場特設第二会場(NOP区画)で開催される「痛車天国 in TMF」。八重洲出版の「痛車天国」とのコラボレーションで行なわれるこのイベントでは、アニメやゲームのキャラクターでクルマの内外装を彩った「痛車」が多数参加予定。キャラクターに扮したコスプレーヤーと共にそれぞれの世界観を表現する。

「痛車天国 in TMF」には多数の「痛車」が参加予定

 このほかにも4か所の会場別に多彩なイベントを実施。東京モーターフェス 2018のメインステージが設置されるお台場特設第一会場では、参加メーカーが用意する試乗車を運転できる「最新乗用車・商用車 公道試乗体験」、クローズエリアで実施されてビギナーコースも用意される「最新二輪車 試乗体験」のほか、「税制改革フォーラム」ブース、グルメブロガー軍団「食べあるキング」プロデュースのグルメ屋台「グルメキングダム」(他会場でも展開予定)などが行なわれる。

最新モデルの乗用車&商用車を会場周辺の公道で試乗できる
ビギナーコースも用意される2輪車の試乗はクローズコースで実施
グルメ屋台「グルメキングダム」も用意される

トヨタの新しい“立ち乗り型パーソナルモビリティ”初公開

 お台場特設第二会場では、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)のメンバーが運転するクルマで解説などを聞きながら体験できる同乗試乗、ラリー参戦車のデモラン試乗、大型バスの安全技術体験などを用意する「ドラビング・テクニック体験」、特設エリアで「衝突回避技術」「誤発進抑制機能」などのADAS(先進運転支援システム)について実体験できる「先進ドライビング・アシスト体験」、特設コースで最新オフロードカーが持つ力強さやアグレッシブな走りを同乗体験できる「オフロード同乗試乗体験」、専用マシンでプロライダーが障害物などをクリアしていく「トライアルバイクショー」、トラックやバスの最新モデルが展示され、運転席に座っての記念撮影も可能な「はたらくクルマ展示」などを実施。

ラリー参戦車が迫力ある走りを披露するデモラン
最新オフロード車両の走行性能を体感できる「オフロード同乗試乗体験」も実施
運転席に座って記念撮影できる「はたらくクルマ展示」

 さらに子供にも自動車の楽しさをアピールするプログラムとして、小学生と保護者を対象とするバイク教室「親子バイク教室」、スバル製エンジンを搭載したキッズカートを運転できる「SUBARUキッズカート」、エンジニアウェアを着用してタイヤ交換に挑戦できる「タイヤチャレンジ」、キッズサイズの「UDトラックスメカニック ユニフォーム」に着替えて大型トラック「クオン」の前で記念撮影できる「キッズメカニック 写真撮影」、60度まで傾けた状態で展示されたホンダの「RC213V」でMotoGPライダーのハングオン視点を体感できる「なりきり!MotoGPライダー」、ウイリーやジャックナイフといった走行状態を固定されたトライアルバイクのシートに座って再現できる「なりきり!トライアルライダー」などが行なわれる。

安全性を確保した特設エリアで“初めてのライディング”をサポートする「親子バイク教室」
エンジニアウェア姿で参加できる「タイヤチャレンジ」
固定されたマシンにまたがってプロライダーの気分を体感できる「なりきり!MotoGPライダー」(左)と「なりきり!トライアルライダー」(右)
「キッズメカニック 写真撮影」では、キッズサイズの「UDトラックスメカニック ユニフォーム」に着替えて大型トラック「クオン」の前で記念撮影
ASIMOが目印のエアドーム「Enjoy Honda ふわふわ」も設置

 センタープロムナードでは車両展示が中心となり、参加メーカーが販売している安全性や環境性能の高いモデルが並ぶ「セーフティ&エコカー展示」、海外メーカー製で日ごろは目にする機会も少ない車両が用意される「ハイパフォーマンス車両展示」、実際にレース参戦した車両やカスタマイズカーを集めた「レース参戦車・カスタマイズカー展示」などを行なうほか、日産の「ニュー モビリティ コンセプト」に試乗できる「超小型モビリティ試乗体験」、トヨタがこの会場で初公開する新しい“立ち乗り型パーソナルモビリティ”を展示エリア間の移動ツールとして利用できる「立ち乗り型パーソナルモビリティ試乗体験」も用意される。

 また、センタープロムナードでは東京都が主催する併催イベントとして、自動運転システムを活用する車両に試乗できる「自動運転の社会実装に向けた機運醸成等に係る試乗会」も実施される。

安全性や環境性能の高いモデルを紹介する「セーフティ&エコカー展示」
海外メーカー製の高性能車などを展示する「ハイパフォーマンス車両展示」
レース参戦車両やカスタマイズカーなどを集めて展示する「レース参戦車・カスタマイズカー展示」
日産「ニュー モビリティ コンセプト」に試乗できる「超小型モビリティ試乗体験」
トヨタの新しい“立ち乗り型パーソナルモビリティ”はこの会場で初公開
併催イベントとして東京都が自動運転車の試乗会を実施

10月6日にマツコ・デラックスさんのトークショーも

 メガウェブでは主に試乗プログラムを実施。女性インストラクターによる「女性向けビギナードライバー運転講習」、メガウェブ内にある試乗コース「ライドワン」に設定された特設コースで参加メーカーのファミリーカーに試乗できる「ファミリー向け車両試乗体験」、メガウェブを起点に周辺の公道で超小型モビリティをドライブできる「超小型モビリティ公道試乗体験」などが行なわれる。

 このほか、会場に多彩なゲストを招いてのトークショーも実施され、開催初日の10月6日にはマツコ・デラックスさんによるトークショーも行なわれる予定となっている。

メガウェブでは女性インストラクターによる「女性向けビギナードライバー運転講習」や「ファミリー向け車両試乗体験」を実施
「超小型モビリティ公道試乗体験」は公道で超小型モビリティをドライブできる
10月6日にマツコ・デラックスさんによるトークショーを実施