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NTTドコモとAutomagi、AIで運転中の居眠りを検知する技術を開発。「DOCOMO Open House 2018」で体験デモ実施

スマホに専用アプリをインストールするだけで利用可能

2018年12月5日 発表

AIの居眠り分析イメージ

 NTTドコモとAutomagiは12月5日、AI(人工知能)を活用して映像からクルマのドライバーが居眠りしているか検知するシステムを開発した。

 クルマの事故要因の1つである居眠り運転を防止するために開発されたこのシステムでは、Automagiの画像・映像解析AIソリューション「AMY Insight」を採用。スマートフォンのカメラで撮影した映像から、ドライバーの目の瞬きや姿勢などをAIで映像解析して居眠りの予兆を検知する。

 ドライバーの居眠りを検知した場合、スマホから大きなブザー音を鳴らして覚醒を促すほか、ドライバーの勤め先や家族などにSMSで通知する機能を搭載。また、居眠りしないようスマホから定期的に音声で呼びかけたり、長時間の運転時に休憩を促したりする機能も備えている。

 既存の他のソリューションでは、ドライバーの居眠りを分析するためにドライブレコーダーなどの専用端末が必要となるケースがほとんどだが、このシステムではドライバーが使用しているスマホに専用アプリをインストールだけで利用可能になることが大きな特徴。このシステムは12月6日~7日に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催されるイベント「DOCOMO Open House 2018」(参加無料で事前登録制)に出展され、実際の動作を体験できる「居眠り検知AI体験デモンストレーション」も実施される。

居眠りしないようアプリから音声で呼びかけたり、運転時間が長くなった場合は休憩を促したりできる