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ホンダ、日本で「HondaJet Elite」の型式証明取得

2018年内に顧客へのデリバリーを開始予定

2018年12月7日 発表

国土交通省航空局から「HondaJet Elite」の型式証明を取得

 本田技研工業の航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI:Honda Aircraft Company)は12月7日、同日に国土交通省航空局から「HondaJet Elite」の型式証明を取得したと発表した。

 HondaJet Eliteは、主翼上面にエンジンを配置することにより、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、航続距離、燃費性能、広い客室と大容量の荷物室を実現したビジネスジェット。

 HACIでは、日本でのディーラーである「HondaJet Japan」を通じて6月より「HondaJet Elite」の受注を開始して、現在までに10機を超えるオーダーがあるという。

 型式証明は、国土交通省航空局が定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する厳格な基準をHondaJet Eliteが満たしていることを証明するもので、今回の型式証明取得により2018年内に顧客へのデリバリーを開始予定。

 本田技研工業 代表取締役社長 八郷隆弘氏は「今回、多大なご理解とご協力をいただいた国土交通省航空局の皆様には、厚く御礼を申し上げます。空を自由に移動できるモビリティーの実現は、ホンダにとって、創業当初からの夢であり、本日、ホンダ創業の地である日本で型式証明を取得することができ、心よりうれしく思います。これはホンダの『すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する』という想いの具現化の一つです。ホンダは、お客様の生活の可能性を拡げるチャレンジを今後も続けていきます」とコメント。

 HACI社長 藤野道格氏は「ホンダのホームグラウンドである日本で型式証明を取得でき、とてもうれしく思うとともに、先進技術の開発やこれまでの取り組みが報われる想いです。今回、型式証明を取得したHondaJet Eliteは、従来のHondaJetをさらに進化させた最新型モデルで、日本のお客様に快適な移動を提供することができると確信しています。今後、HondaJet Eliteの販売を通じ、日本でもより身近にビジネスジェットを利用できる新しいモビリティー社会の実現を目指していきたいと思います」とコメントしている。