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ホンダ、「HondaJet Elite」日本ファーストデリバリー。千葉功太郎氏、堀江貴文氏などが共同所有
羽田空港内で記念式典を開催
2018年12月20日 13:44
- 2018年12月20日 発表
本田技研工業の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI:HACI:Honda Aircraft Company)は12月20日、国土交通省航空局から型式証明を取得した「HondaJet Elite」の日本における初号機の引き渡しを行なった。
日本での最初の顧客は千葉功太郎氏で、ほかに堀江貴文氏、山岸広太郎氏などが共同所有者となる予定。
同日に羽田空港(東京国際空港)内で開催された式典では、国土交通省 航空局長の蝦名邦晴氏、HACI 社長の藤野道格氏、日本のディーラーである「HondaJet Japan」チーフエグゼクティブで丸紅エアロスペース 代表取締役社長の遠矢源太郎氏が出席。蝦名氏から藤野氏に型式証明書が授与された。
HondaJetは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体といったホンダの独自開発技術により、クラス最高水準の最高速、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性、室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。
HondaJetのアップグレード機となるHondaJet Eliteは、12.99×12.12×4.54m(全長×全幅×全高)の機体にGE Honda エアロエンジンズ製の「HF120」型エンジンを搭載。最大巡航速度は約782km/h(422ノット。高度3万フィート時)で、航続距離は従来のHondaJetから約17%アップの2661kmを達成。6月からHondaJet Japanを通じて受注が開始され、現在までに10機を超えるオーダーがあるとしている。
HACI社長 藤野道格氏のコメント
HondaJetを日本の空で飛ばすことは、われわれの悲願でした。ホンダの航空機事業における大きなマイルストーンを達成できて、大変うれしく思います。日本においてもより多くの方にHondaJet Eliteをご利用いただいて、皆さまの生活の可能性を広げていきたいと思います。そして、日本におけるビジネスジェットの普及、さらには新しい交通システムの構造を目指していきたいと思います。
千葉功太郎氏のコメント
ホンダは世界に誇れる空のパーソナルモビリティを送り出してきました。この素晴らしいHondaJetを生み出したHACI 藤野社長をはじめ、開発チームに御礼申し上げます。私も数回、実際に乗りましたが、その静粛性、力強さ、なめらかさ、安全性、安定性、そして何よりも期待の美しさは抜群です。小型ジェット機が普及すると、日本全体が1つの都市圏になり、新しい経済活動が加速します。12月20日は、日本における「空の移動革命 Day1」になると強く確信します。