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ホンダ、「HondaJet」が3年連続世界1位。カテゴリートップ36機をデリバリー

2020年2月19日(現地時間) 発表

「ABACE 2019」に初出展したHondaJet Elite

 本田技研工業の航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company)は2月19日(現地時間)、「HondaJet」の2019年(1月~12月)のデリバリー数が36機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて3年連続で世界第1位を達成したと発表した。

 HondaJetは2017年(2017年1月〜12月)のデリバリー数が43機、2018年(2018年1月~12月)デリバリー数が37機。2019年は、中国、カナダなど新たな地域において型式証明を取得したことで、機体引き渡しの地域も拡大。また、緊急医療搬送用(Medevac)仕様のHondaJet Eliteを発表して多目的用途にも応えたHondaJetを実現させた。

 現在、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本で販売されており、約150機が世界中で運用されているという。

HondaJet Elite

 ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長 藤野道格氏は、今回の発表について「HondaJetの革新的なデザインや高い性能によって、世界中のお客様に選ばれ3年連続デリバリー数No.1を達成したことをとてもうれしく思います。HondaJetは今までにない効率的で快適な移動手段として多くのお客様にご利用いただいており、Hondaの先進技術によって新しいライフスタイルを今後も提供していきます」とコメントした。

 なお、米国ノースカロライナ州グリーンズボロにある本社敷地内では、HondaJet Eliteの主翼組み立ておよび各種スペアパーツなどを格納する新ハンガーの建設を開始しており、2020年中の完成、稼動開始を予定している。