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ホンダ、「HondaJet」がカテゴリートップのデリバリー数で4年連続世界1位に

2021年2月より日本国内で一般顧客向けチャーターサービス提供開始

2021年2月24日(現地時間) 発表

 本田技研工業の航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニーは2月24日(現地時間)、ビジネスジェット「HondaJet」の2020年暦年(1月~12月)のデリバリー数が31機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて4年連続で世界第1位を達成したと発表した。

 現在、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本で販売されており、170機以上のHondaJetが世界中で運用されている。

 2020年は、パキスタンとロシアでの型式証明を取得するなど、グローバルでの展開を拡大した。

 また、HondaJetサービス・サポートネットワークのさらなる強化に向け、英国に新たなサービスセンターとフライトトレーニングセンターを設けたほか、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある本社敷地内では、HondaJet Eliteの主翼組み立てや各種スペアパーツなどを格納する新ハンガーの建設が完了し、2021年1月より稼働を開始した。

 さらに、日本での活動においては、2021年2月より国内での現地ディーラーであるHondaJet Japanが一般顧客に向けたチャーターサービスの提供を開始。これにより、HondaJetをより身近に利用できる体制が整ったとしている。

 ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長 藤野道格氏は「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ビジネスジェット市場全体のデリバリー数は大きく減少しましたが、HondaJetのデリバリー数は、2020年後半にはほぼコロナ禍前のレベルにまで回復し、4年連続でクラスNo.1を達成することができました。これは世界中の多くのお客さまからクラストップの性能や快適性そして高い信頼性を評価していただいた結果です。今後もさらに多くの方々にHondaJetを利用していただく努力を重ね、世界のビジネスジェット市場の活性化に貢献していきたいと思います」とコメントしている。