ニュース

トヨタ、「プリウス」マイチェンでフロントマスクとリアデザインを変更。コネクティッドカーに進化

12月17日発売。251万8560円から

2018年12月17日 発売

251万8560円~347万8680円

マイナーチェンジして12月17日に発売された「プリウス」(オプション装着車)

 トヨタ自動車は12月17日、5ドアハッチバックモデル「プリウス」をマイナーチェンジして発売した。価格は251万8560円~347万8680円。

 また、福祉車両の「ウェルキャブ」各車でもベース車同様の改良を実施。価格は260万6000円~369万8000円(一部の車両は消費税非課税)。

モデルハイブリッドシステム駆動方式価格JC08モード燃費
Eリダクション機構付のTHS II2WD(FF)2,518,560円39.0km/L
S2,565,000円37.2km/L
4WD(E-Four)2,759,400円34.0km/L
S“ツーリングセレクション”2WD(FF)2,732,400円37.2km/L
4WD(E-Four)2,926,800円34.0km/L
A2WD(FF)2,842,560円37.2km/L
4WD(E-Four)3,036,960円34.0km/L
A“ツーリングセレクション”2WD(FF)3,006,720円37.2km/L
4WD(E-Four)3,201,120円34.0km/L
Aプレミアム2WD(FF)3,175,200円37.2km/L
4WD(E-Four)3,369,600円34.0km/L
Aプレミアム“ツーリングセレクション”2WD(FF)3,284,280円37.2km/L
4WD(E-Four)3,478,680円34.0km/L
モデルベースグレードハイブリッドシステム駆動方式価格
助手席回転チルトシート車“Aタイプ”(消費税込み)Sリダクション機構付のTHS II2WD(FF)2,734,560円
4WD(E-Four)2,928,960円
A2WD(FF)3,012,120円
4WD(E-Four)3,206,520円
助手席回転チルトシート車“Bタイプ”(消費税非課税)S2WD(FF)2,606,000円
4WD(E-Four)2,786,000円
A2WD(FF)2,863,000円
4WD(E-Four)3,043,000円
フレンドマチック取付用専用車“タイプI”(消費税込み)S2WD(FF)2,629,800円
4WD(E-Four)2,824,200円
A2WD(FF)2,907,360円
4WD(E-Four)3,101,760円
フレンドマチック取付用専用車“タイプII”(消費税非課税)S2WD(FF)2,769,000円
4WD(E-Four)2,949,000円
A2WD(FF)2,996,000円
4WD(E-Four)3,176,000円
フレンドマチック取付用専用車“タイプIII”(消費税非課税)S2WD(FF)2,960,000円
4WD(E-Four)3,140,000円
A2WD(FF)3,217,000円
4WD(E-Four)3,397,000円
フレンドマチック取付用専用車“タイプVI”(消費税非課税)S2WD(FF)3,291,000円
4WD(E-Four)3,471,000円
A2WD(FF)3,518,000円
4WD(E-Four)3,698,000円

※:フレンドマチック取付用専用車“タイプI”は車両購入時に運転補助装置を装着した場合のみ消費税非課税

プリウス A“ツーリングセレクション”(オプション装着車)

 今回のマイチェンではフロントマスクとリアまわりの意匠変更を実施。ヘッドライトやリアコンビネーションランプ、前後バンパー、フロントグリルなどを一新し、水平基調のデザインで踏ん張り感のあるシルエットを演出している。

 また、外観では15インチアルミホイールにツインスポーク形状を採用し、スタイリッシュで奥行き感のあるデザインとしたほか、17インチアルミホイールは樹脂加飾部の塗装をチタン調に変更している。

 ボディカラーでは、従来の「ダークブルーマイカメタリック」を鮮やかな「ブルーメタリック」に、「エモーショナルレッド」を強い反射と濁りのない鮮やかな赤を実現した「エモーショナルレッドII」に入れ替え、これまでと同じく9色をラインアップ。また、「サーモテクトライムグリーン」「アティチュードブラックマイカ」「スーパーホワイトII」以外のボディカラーでは、繊細な凹凸を施した幾何学調フィルムをルーフに付与し、ドアミラーとルーフアンテナもブラックに塗装して2トーンボディ仕上げとする「幾何学調ルーフフィルム」をオプション設定(5万4000円~7万5600円高)している。

プリウス Aプレミアム“ツーリングセレクション”
プリウス Aプレミアム
車両前後のデザインを水平基調に変更し、踏ん張り感のあるシルエットを演出
17インチアルミホイール(左)は樹脂加飾部の塗装をチタン調に変更し、15インチアルミホイール(右)はツインスポーク形状を新たに採用
新色の「ブルーメタリック」「エモーショナルレッドII」を採用する全9色を用意
ボディカラー6色では「幾何学調ルーフフィルム」をオプション設定(5万4000円~7万5600円高)
ルーフに幾何学調フィルムを付与し、ドアミラーとルーフアンテナはブラック塗装となる

 インテリアではインパネのエレクトロシフトマチック周辺やフロントコンソールトレイなどをホワイトからブラックに変更。「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」のフロントシートに、シートバックと座面からシート表皮の熱気やエアコンの冷風などを吸い込む「シートベンチレーション」を設定。同じくAプレミアムとAプレミアム“ツーリングセレクション”にメーカーオプション設定(1万2960円高)しているqi(チー)対応の「おくだけ充電」のスペースを拡大。より大きなスマートフォンを置いてワイヤレス充電できるようにするなど、快適性や利便性を高めている。

 機能面では全車で専用通信機であるDCM(Data Communication Module)に標準装備。カーナビなどは従来どおり全車でオーディオレスの4スピーカー、または6スピーカーとなっているが、全車に設定する販売店装着オプションの「T-Connectナビ」と組み合わせることで、6月に発売された「クラウン」「カローラ スポーツ」などでも採用されている「コネクティッドサービス」が利用できるようになる。

 新しいプリウスでは「T-Connectサービス」が3年間無料で提供され、専任オペレーターがカーナビの目的地設定やホテルなどの予約といったリクエストに365日24時間対応する「オペレーターサービス」、トヨタスマートセンターの道路交通情報とユーザーの走行情報をベースに最適なルートを検索し、車載器に配信する「ハイブリッドナビ」、LINEのトーク機能でカーナビの目的地登録をしたり、ガソリン残量や天気といったドライブに便利な情報をチェックできる「LINE マイカーアカウント」といったコネクティッドサービスが受けられる。

「Aプレミアム」「Aプレミアム“ツーリングセレクション”」のフロントシートに「シートベンチレーション」を標準装備
運転席と助手席に間に設定した「おくだけ充電」のスペースが拡大され、より大きなスマートフォンでもワイヤレス充電ができるようになった
非常時給電システム付きのアクセサリーコンセント(AC100V 1500W)を引き続き採用
Aプレミアムのクールグレー内装。全車オーディオレス仕様となっており、販売店装着オプションの「T-Connectナビ」を装着した場合、新たに全車標準装備となったDCM(Data Communication Module)を使って「コネクティッドサービス」が利用できる
Aプレミアム“ツーリングセレクション”のブラック内装。メーカーオプションの11.6インチ「T-Connect SDナビゲーションシステム」はDCM非対応となっている
A“ツーリングセレクション”のブラック内装。シート表皮は合成皮革
リアクロストラフィックアラート(RCTA)の作動イメージ

 先進安全装備では、昼間の歩行者を検知対象にする「プリクラッシュセーフティ(PCS)」、車線から逸脱しそうになっている場合にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)」、全車速追従機能付きの「レーダークルーズコントロール」、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」の4機能をセットにした「Toyota Safety Sense」を全車で採用。

 また、駐車場からの後退出庫などのシーンで左右後方から接近してくる車両を検知して、ドアミラー内に設置したインジケーターを点滅させたり、車内で警告音を鳴らして危険を知らせる「リアクロストラフィックアラート」を新たに一部グレードにオプション設定している。

 このほか、Toyota Safety Senseが全車標準装備になったことにより、Eグレードの車両重量が10kg増加して、JC08モード燃費が40.8km/Lから39.0km/Lに変更されている。

パワートレーンの解説。車両重量の増加によってEグレードのJC08モード燃費が40.8km/Lから39.0km/Lに変更された