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トヨタ、「プリウス」など13車種の計2万2431台をリコール。制動停止距離が伸びるおそれ

製作期間は2019年4月26日~6月4日

2019年7月24日 発表

「プリウス」など計13車種、計2万2431台をリコール

 トヨタ自動車は7月24日、制動装置のブレーキブースターポンプに不具合があるとして「プリウス」など13車種、計2万2431台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車両は「プリウス」「プリウス PHV」「RAV4」「C-HR」「カムリ」「カローラ スポーツ」「クラウン」「JPN TAXI」、レクサス「UX 250h」「ES 300h」「LS 500」「LS 500h」、ダイハツ工業「アルティス」で、製作期間は2019年4月26日~6月4日。

 不具合は、電子制御式油圧ブレーキのブレーキブースターポンプにおいて、ポンプモーターの構成部品である樹脂製ブラシホルダーの成形型が不適切なため、ブラシとの隙間が小さく、ポンプ作動時に当該ホルダーが熱膨張してブラシが引っ掛かり、ポンプモーターが導通不良となるものがある。そのため、ポンプモーターが作動せず警告灯が点灯し、最悪の場合では倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びるおそれがある。

 改善措置として、全車両のブレーキブースターポンプを点検して、該当するものは良品と交換する。これまでに発生した不具合の件数は0件で、事故は起きていない。

改善箇所説明図