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トヨタ、コンビネーションメーターの不具合で「プリウス」計7087台など3件のリコール
シートベルト、フロントドアロックの不具合も
2019年12月11日 17:21
- 2019年12月11日 発表
トヨタ自動車は12月11日、「プリウス」のコンビネーションメーター、「アルファード」「ヴェルファイア」などのシートベルト、「JPN TAXI」のフロントドアロックに不具合があるとして、3件、計13車種のリコールを国土交通省に届け出た。
「プリウス」のコンビネーションメーターに不具合。計7087台
電気装置(コンビネーションメーター)の不具合ではプリウスが対象車両となり、製作期間は2019年7月9日~31日で、計7087台。
不具合は、コンビネーションメーターのメーター基板を構成する素子の生産設備の管理が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがある。そのため、使用過程で素子内部の回路が短絡し、速度計や走行距離計などが表示されなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両のメーター基板の素子の製造番号を点検して、該当する場合はメーター基板を良品と交換する。不具合件数は15件、事故は発生していない。
アルファード、ヴェルファイアなどのシートベルト(巻取装置)に不具合。計7790台
シートベルト(巻取装置)の不具合では、「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「カムリ」「コースター」「コースター ビッグバン」、ダイハツ工業「アルティス」、日野自動車「リエッセII」「リエッセII ビッグバン」が対象車両となり、製作期間は2019年8月19日~9月12日で、計7790台。
不具合は、後部シートベルトの組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクタロック機構部のスプリングが屈曲して組み付けられたものがある。そのため、当該スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがある。
改善措置として、全車両の対象となる後部シートベルトの製造番号を点検して、該当する場合はシートベルトを良品と交換する。不具合件数は0件、事故は発生していない。
JPN TAXIで走行中にドアが開くおそれ。計6188台
乗降口(フロントドアロック)の不具合はJPN TAXIが対象車両となり、製作期間は2018年3月8日~2019年1月19日で、計6188台。
不具合は、運転者席や助手席用ドアロックの製造工程での管理が不適切なため、異音防止用ストッパゴムがずれて組み付けられたものがある。そのため、ドアの開閉を繰り返すと、当該ゴムがドアロック機構の作動を阻害して、ドアを確実に閉じることができなくなり、最悪の場合では走行中にドアが開くおそれがある。
改善措置として、全車両の運転者席および助手席用ドアロックを良品に交換する。不具合件数は10件、事故は発生していない。