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トヨタ、一部改良で5人乗りになった「プリウス PHV」。クルマに蓄えた電気を住宅に供給可能に

V2H機器と接続することで車両を“蓄電池”として活用

2019年5月9日 発売

317万8440円~426万6000円

一部改良で5人乗り仕様となった「プリウス PHV」

 トヨタ自動車は5月9日、「プリウス PHV」を一部改良して発売した。価格は317万8440円~426万6000円。なお、“GR SPORT”、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についてもベース車同様の改良を施している。

プリウス PHV
グレードハイブリッドシステム駆動方式価格
Sリダクション機構付のTHS II Plug-in(直列4気筒DOHC 1.8リッター「2ZR-FXE」)2WD(FF)3,178,440円
S“セーフティパッケージ”3,285,360円
S“ナビパッケージ”3,661,200円
A3,502,440円
A“ナビパッケージ”3,926,880円
A プレミアム3,814,560円
A プレミアム“ナビパッケージ”4,266,000円
プリウス PHV“GR SPORT”
グレードハイブリッドシステム駆動方式価格
S“ナビパッケージ・GR SPORT”リダクション機構付のTHS II Plug-in(直列4気筒DOHC 1.8リッター「2ZR-FXE」)2WD(FF)4,105,800円
S“GR SPORT”3,628,440円
プリウス PHV ウェルキャブ
モデルベースグレード定員ハイブリッドシステム駆動方式価格
助手席回転チルトシート車S5人リダクション機構付のTHS II Plug-in(直列4気筒DOHC 1.8リッター「2ZR-FXE」)2WD(FF)3,353,400円
S“セーフティパッケージ”3,460,320円
S“ナビパッケージ”3,836,160円

 今回の一部改良では、乗車定員をこれまでの4人から5人に拡大。新しく急速充電インレットに外部給電機能をオプション設定し、クルマに蓄えた電気を住宅に供給する「V2H(Vehicle to Home)」に対応。別売りのV2H機器と接続することで、車両の駆動用バッテリーに蓄えた電気を家庭用電力として利用でき、災害などで停電した際でもプリウス PHVを“蓄電池”として活用可能とした。さらに、住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を車両の駆動用バッテリーに蓄電できるほか、充電時間も200V用充電ケーブルを使った場合と比べて約1時間20分と大幅に短縮した。

S“セーフティパッケージ”(画像の内装色はブラック)など“ナビパッケージ”以外のグレードではオーディオレスが標準となり、車両本体価格を抑えた
全グレードでインテリアカラーをブラックとクールグレーから選択可能。画像はA“プレミアムパッケージ”のクールグレー
今回の一部改良で、これまでの後席中央にコンソールを備える4人乗り仕様から、5人乗り仕様に変更
V2Hのイメージ
急速充電インレットに外部給電機能を追加。別売のV2H機器と接続することでプリウス PHVを“蓄電池”として利用可能とした

 ボディカラーは、2種類の新色「エモーショナルレッドII」「ダークブルーマイカ」を含む計9色を用意。新しく「幾何学調ルーフフィルム」を設定して、スポーティでプレミアムな印象を高めた。

エモーショナルレッドII
ダークブルーマイカ
新しく「幾何学調ルーフフィルム」をオプション設定。7色のボディカラーと組み合わせできる

 また、安全・安心装備を拡充。駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知して注意喚起する「リヤクロストラフィックアラート」を「Sグレード」を除く全車に標準装備。車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示する「パノラミックビューモニター」を「A プレミアム“ナビパッケージ”」「A“ナビパッケージ”」「S“ナビパッケージ”」に標準装備した。また、「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[静止物])」の設定も拡大している。

「リヤクロストラフィックアラート」の作動イメージ
「パノラミックビューモニター」の表示イメージ

 加えて、専用通信機DCMを全車に標準装備して、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる「eケアサービス」「LINEマイカーアカウント」といったコネクティッドサービスを「T-Connect対応ナビ」で利用可能とした。

A“プレミアムナビパッケージ”(スピリテッドアクアメタリック)<オプション装着車>。内装色はブラック
A“ナビパッケージ”(ダークブルーマイカ)<オプション装着車>。内装色はブラック
S“セーフティパッケージ”(グレーメタリック)<オプション装着車>。内装色はブラック