トヨタ、新型「プリウス PHV」発売に合わせて新サービス「PHVつながるでんきサービス」開始

「PHVつながるでんきサービス」のサービス概要

　トヨタ自動車は12月5日、今冬の発売を予定する新型「プリウス PHV」を対象とした新サービス「PHVつながるでんきサービス」を、東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力、関西電力、四国電力の5社とそれぞれ共同で新型プリウス PHV発売以降に順次サービスを開始すると発表した。

　この新サービスは、容量を高めた95セルのリチウムイオン電池を駆動用バッテリーに採用し、EV走行距離（JC08モードにおける社内測定値）を従来型（26.4km）から2倍以上となる60km以上まで高めた新しいプリウス PHVでより積極的にEVモードで走行してもらえるようにすることで、クルマによる環境負荷低減を目指したもの。

　車両のEVモードでの走行距離や自宅充電量といった情報を、装着している車載通信機（DCM：データ・コミュニケーション・モジュール）を使ってトヨタの「トヨタスマートセンター」に送信。この情報をトヨタからユーザーが電気需給契約を結んでいる電力会社に提供することで、内容に応じて電力会社からユーザーにポイントが付与され、ユーザーはこのポイントを電気料金の支払いや商品との交換に使うことができる。なお、トヨタから電力会社に提供されるデータはWebサイトをつうじてユーザー自身も確認できるようになっている。