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ポルシェ、354PS/480Nm発生の新しいV6ターボエンジンを搭載する新型「マカン S」。価格は859万円

0-100km/h加速は5.1秒、最高速は254km/h

2019年1月18日 受注開始

859万円

V型6気筒ターボエンジン搭載モデル「マカン S」(859万円)の予約受注が1月18日から開始された

 ポルシェ ジャパンは1月18日、2019年夏に発売を予定しているミドルサイズSUV「マカン」のV型6気筒ターボエンジン搭載モデル「マカン S」の予約受注を開始した。価格は859万円。ハンドル位置は右のみ。

 新しいマカン Sに搭載される新開発のV型6気筒3.0リッターターボエンジンは、低回転域から大きなトルクを発生する新しいツインスクロールターボチャージャーをVバンク間に配置する「センターターボレイアウト」を採用。燃焼室とターボチャージャー間のエキゾーストガス経路を短縮して優れたダイレクトレスポンスを提供し、ツインスクロールテクノロジーによってタービンホイールに排出ガスを連続的に供給。分離されたストリームで過給サイクルのデメリットを大幅に低減するという。

新型「マカン S」プロモーションムービー(7分31秒)

 これによって新開発エンジンでは、先代マカン Sから10kW(14PS)高い最高出力260kW(354PS)、同20Nm大きな最大トルク480Nmを発生。新型マカンと同じ7速PDK(ポルシェドッペルクップルング)をトランスミッションに採用し、「ポルシェトラクションマネジメントシステム」(PTM)を備える4WDシステムによってエンジン出力を路面に伝える。スポーツクロノパッケージ仕様車では0-100km/h加速5.1秒(先代比-0.1秒)、最高速254km/hを実現する。また、現代社会で求められる環境性能についても、インジェクターを中央配置する燃焼室ジオメトリーで効率的な混合比を形成してエミッションを低減し、燃料消費量(NEDC)は8.9L/100kmとしている。

新型「マカン S」

 強化されたエンジン性能とのバランスをより高めるため、シャシー性能でも新たにチューニングを実施。先代ではスチールコンポーネントを使っていたフロントアクスルに、新型マカン Sではアルミ製スプリングフォークを採用。新しい軽合金設計で剛性を高めつつばね下重量を低減し、精度の高いハンドリング性能と快適なクルージングを両立させる。また、新たにチューニングされたスウェイバーも自然なハンドリングに寄与している。

 車高調節式エアサスペンションでは最適化されたローリングピストンと新しいショックアブソーバー油圧システムを備え、「ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム」「アクティブダンパーコントロール」も採用。さらにオプションで「ポルシェトルクベクトリングプラス」(PTV Plus)を用意して、ドライビングダイナミクスとハンドリング性能をさらに強化している。

 ブレーキではフロントブレーキディスクの直径を先代から10mm広げた360mmとして、厚さも先代比2mmアップの36mmに拡大。ブレーキパッドも一新して銅フリー化を実現し、「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ」(PCCB)をオプション選択できるようにしている。

新型マカン Sの走行イメージ
新型マカンと同じく、センターコンソールに10.9インチの「ポルシェ コミュニケーションマネジメントシステム」を標準装備
新型マカン Sの主要スペック