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独ポルシェ、新型「マカン ターボ」に排気量20%ダウンのV6 2.9リッターツインターボ搭載
440PS/550Nmを発生し、0-100km/h加速は0.3秒短縮の4.3秒
2019年8月29日 20:47
- 2019年8月29日(現地時間)発表
独ポルシェAGは8月29日(現地時間)、ミドルクラスSUV「マカン」のトップモデル「マカン ターボ」を発表した。
新しいマカン ターボでは、搭載するV型6気筒ツインターボエンジンの排気量を3.6リッターから約20%ダウンの2.9リッターに変更。「カイエン」「パナメーラ」でも採用されているこのV型6気筒 2.9リッターツインターボエンジンは、2つのターボチャージャーをV型シリンダーの内側に配置する「センターターボレイアウト」を採用。エキゾーストマニホールドをシリンダーヘッドに統合して燃焼室とターボチャージャー間の排気経路が短縮され、ダイレクトなレスポンスとパワーアップを実現する。
3.6リッターの先代エンジン比で29kW(40PS)アップの最高出力324kW(440PS)、最大トルク550Nm/1800-5600rpmを発生。デュアルクラッチトランスミッションの7速PDK、アクティブ4WDシステムの「PTM(ポルシェトラクションマネージメント)」を介して4輪を駆動させ、オプションのスポーツクロノパッケージを装着する場合、0-100km/h加速は先代から0.3秒短縮の4.3秒、最高速は先代から4km/h増の270km/hを実現する。また、燃料消費量は9.8L/100km(NEDC)となる。
動力性能の向上に合わせてブレーキの強化も実施。新しいマカンではブレーキディスクにタングステンカーバイドコーティングを施し、ハイレスポンスな制動性能、摩耗の抑制、ブレーキダストの最大90%低減などを実現する「PSCB(ポルシェサーフェスコーテッドブレーキ)」を標準装備。オプションとして「PCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)」も用意している。
このほかに足まわりでは、新しい「20インチマカンターボ ホイール」を標準装備。「車高調節式エアサスペンション」「PTVプラス(ポルシェトルクベクトリングプラス)」などのオプション装着も可能で、ダイナミクス性能をさらに高められる。
車内では18ウェイ電動調整機能とコンポートメモリパッケージを備えた「アダプティブスポーツシート」を標準装備。インテリアではスムースレザー仕上げのレザートリムやアルカンターラルーフライニング、ブラッシュアルミニウムインテリアパッケージといった高品質な装備が用意され、ハイクオリティなキャビンを強調する。また、スポーティなドライバー向けのオプションとして、911由来というヒーター付GTスポーツステアリングホイールもラインアップしている。
車内装備では、10.9インチフルHDタッチスクリーンを搭載してネットワーク対応となり、リアルタイム交通情報やスマートなボイスコントロールによるオンラインナビゲーションを利用できる「PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメント)」を標準装備。PCMは14個のスピーカーと665Wの出力を備えた「BOSE サラウンドサウンドシステム」にも接続される。また、LTEテレフォンモジュール、外部SIMカード用スロット、Wi-Fiホットスポット、多数のPorsche Connectサービスが付属する「Porsche Connect」標準機能として搭載される。
ADAS(先進運転支援システム)としては、60km/hまでの走行シーンでセミオートマチックの加速と制動を行ない、渋滞や低速交通での運転をサポートする新しい「トラフィックジャムアシスト」をオプション装備として用意する。