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“日本初”のポルシェに乗れる分譲マンション誕生。「FIDO X CARBON プロジェクト」発表会
ポルシェのカーシェア付き「ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTION」
2019年10月11日 11:44
- 2019年10月10日 開催
フィードは10月10日、マーカムインターナショナルと共同開発した、“日本初”となるポルシェの車両を導入したカーシェアリングサービス付き分譲マンション「ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTION」の事前登録受付を開始した。
ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTIONは、シングル層向けコンパクトマンションを開発・販売するフィードと、F1公式シャンパン「CARBON」の日本正規代理店マーカムインターナショナルが共同開発した分譲マンション。今回、ポルシェジャパンの協力を得て居住者(希望者)にサブスクリプション型でポルシェに乗れるカーシェアリングサービスを導入。3社が協力することで、ラグジュアリーカーのある“上質なくらし”の提供を目指すという。
同日、ポルシェセンター青山で開催された「FIDO X CARBON プロジェクト」発表会には、フィード 代表取締役 中村建治氏、フィード 社外取締役 谷山直義氏、CHAMPAGNE CARBON 副社長 ジャン・バティスト氏、ポルシェジャパン コーポレートビジネスディベロップメント担当部長 アンドレ・ブランド氏が登壇。フィードの中村氏らのプレゼンテーションにより、ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTIONの紹介や「FIDO X CARBON プロジェクト」の狙いなどが話された。
シングル層の人口は首都圏で約200万人
フィードの調査によると、同社がターゲットとするシングル層の人口は首都圏で約200万人が存在。そのうち、可処分所得が高い年収層が約60%いるとし、ゆえに120万人以上の物件購入見込み顧客が存在すると同社は分析。実際に同社はコンパクトマンションをシングル層に販売して、2012年の不動産事業参入後安定した売上を上げているという。
近年は居住者にとっての付加価値を提供するため、テーマ性や品質にこだわった物件を「コンセプトブランディングマンション」として販売。2015年には「Hennessy(ヘネシー)」とのコラボレーションで、ゲストを招いてお酒を楽しめるスペースを備えた物件を開発して“部屋飲み”を提案。こうしたコンセプトブランディングプロジェクトが好評であったことから、今回発表された「FIDO X CARBON プロジェクト」はその第2弾との位置付けとなる。
同社がこれまで取り扱った約1300戸を販売した平均値のデータとして、平均年齢32~33歳、平均年収550万円、上場企業勤務85%といった物件購入者のうち、運転免許証の所有率90%に対して約2%(25名)しか駐車場を利用していない実態があるという。
こうした“クルマ離れ”の中においても、同社はレンタカーやカーシェアサービスの需要が根強く存在していることに着目。クルマが今も昔も変わらず憧れやステータスの象徴という顔を持ち合わせていることに発想を得て、ラグジュアリーカーによるカーシェアリングサービスを付帯した物件を企画・開発したという。
今回同社が開始するカーシェアサービスでは、新型「マカン」を含めたポルシェ車を2台を導入。マンション購入者のみが利用可能なクローズド型サービスにして、月額1万円~2万円の定額制と設定。月に24時間まで定額料金で利用可能で、時間配分は自由に設定可能なサービスを想定している。
ポルシェを定額制でシェアできるといった魅力をマンションに付加することで、購入者の拡大、拡販に期待しているといい、中村社長は「憧れのポルシェがリーズナブルな定額制でシェアできることで、新たな物件購入者の拡大と今後の拡販に期待できるのではと思っております」との意気込みを述べた。
「CARBON」のブランドイメージを反映したエントランスや内装デザイン
ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTION(東京都足立区入谷2丁目23番)は、日暮里・舎人ライナー「舎人」駅から徒歩12分に位置する鉄筋コンクリート造・地上9階建の分譲マンション。総戸数55戸(他管理室1戸)で間取りは1LDK+WIC。
フィード社外取締役として発表会に登壇した谷山氏は、Nao Taniyama & Associates代表として虎ノ門ヒルズのアトリウムなど建築物のデザインを手掛けるデザイナー。ミルーナヒルズ舎人 C's COLLECTIONのデザインについては、F1公式シャンパンとしてモータースポーツ活動を支援する「CARBON」が持つブランドイメージをエントランスや内装デザインに昇華させたといい、エントランスエリアにはF1世界選手権全21大会それぞれのコースレイアウトをあしらった「CARBON」限定ボトルを配して、居住者に向けた“ミニギャラリー”のある空間に仕上げたことなどが紹介された。
F1世界選手権全21大会のコースレイアウトをあしらった限定ボトルを提供
今回のプロジェクトでコラボレーションするCARBONは、フランスのヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区シャンピョン村の家族経営の醸造家「ドヴァヴリー」が生み出したシャンパンブランド。2017年にF1公式シャンパンに選定されモータースポーツの世界観をブランドイメージに持つ。
CHAMPAGNE CARBONのバティスト氏からは、今回のプロジェクトにおいては、CARBONが持つイメージを物件に与えるため、居住者を出迎える工ントランスエリアに、F1世界選手権全21大会それぞれのコースレイアウトをあしらった限定ボトルのコレクションを提供したことが明かされた。