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独ポルシェ、新型EVのエントリーモデル「タイカン 4S」。シリーズ最長航続距離463km

2種類のバッテリーを用意

2019年10月14日(現地時間) 発表

390kW(530PS)の「パフォーマンスバッテリー」、420kW(571PS)の「パフォーマンスバッテリープラス」の2サイズのバッテリーを用意するタイカン 4S

 独ポルシェAGは10月14日(現地時間)、新型EV「タイカン」シリーズの「タイカン ターボ S」「タイカン ターボ」に続く3番目のモデル「タイカン 4S」を発表した。タイカン 4Sは、2つのバッテリーサイズを備え、シリーズ最長航続距離463km(WLTPに準拠)を実現するエントリーモデルとの位置付け。

 タイカン 4Sには、総容量79.2kWhの「パフォーマンスバッテリー」を標準装備するとともに、タイカン ターボ Sとタイカン ターボに装備される総容量93.4kWhの「パフォーマンスバッテリープラス」をオプションで装着可能とした。

タイカン 4S

 タイカン 4Sのスペックは、パフォーマンスバッテリー搭載で390kW(530PS)のオーバーブースト出力を発生。パフォーマンスバッテリープラスを搭載すると出力は420kW(571PS)となる。

 航続距離は、パフォーマンスバッテリーで最大407km、パフォーマンスバッテリープラスでは最大463km(どちらもWLTPに準拠)と、タイカンの現行ラインナップ中、最長航続距離とした。パフォーマンスでは、どちらのバージョンでも0-100km/h加速4.0秒、最高速は250km/hを実現する。

タイカン 4S

 エクステリアでは、ポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)を組み込んだLEDヘッドライトを標準装備するともに、19インチのホイールやレッドに塗装されたブレーキキャリパー、新しいジオメトリーのフロントエプロン、ブラックのサイドシルとリアディフューザーによって視覚的に差別化が図られた。

タイカン 4S

 インテリアには、リサイクル素材で構成されるパーシャルレザーインテリアや、8way電動調節機能を備えたフロントコンフォートシートを標準装備。ダッシュボード中央に10.9インチインフォテインメントディスプレイを備え、オプションでパッセンジャーディスプレイを用意する。

タイカン 4S

 そのほか、全てのシャシーシステムをリアルタイムで分析および同期する「ポルシェ4Dシャシーコントロール」、アダプティブエアサスペンションなどを標準装備する。

タイカン 4S