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トーヨータイヤ、SUV用タイヤ「オープンカントリー」を訴求。「デリカやハスラーなどに合うサイズから取りそろえています」と、商品企画本部 瀧俊幸氏

NAGOYAオートトレンド 2019

2019年2月23日~24日 開催

TOYO TIRE株式会社 商品企画本部 グローバルマーケティング部 商品プロモーションチーム リーダー 瀧俊幸氏に、SUV用タイヤ「オープンカントリー」シリーズについて話をうかがった

 ポートメッセ名古屋(愛知県名古屋市港区金城ふ頭)で2月23日~24日の2日間にわたって開催されている「NAGOYAオートトレンド 2019」。東京オートサロンや大阪オートメッセと比べると規模は小ぶりなものの、クルマが生活に密着している地域だけあり、独自の視点でのブース展開がされている。

 このNAGOYAオートトレンド 2019に出展していたのが、1月1日に東洋ゴム工業から社名変更をしたTOYO TIRE(トーヨータイヤ)。デモ車としてはトヨタ「ハイラックス」の1台のみだったが、タイヤとしてはSUV用タイヤ「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」シリーズから「オープンカントリー R/T」と「オープンカントリー M/T」の2種類を展示していた。

オープンカントリー R/Tを装着したハイラックスをデモ展示
ゴツいブロックがありながら、接地面の平面性も高そうなオープンカントリー R/T。静音性に期待できるパターン
サイドのデザインも力強い
こちらは単体展示が行なわれていたオープンカントリー M/T。R/Tと比べるとブロックに鋭角な部分が多く、より地面を切り裂いていく感じ
オープンカントリー M/Tのトレッドパターン。ガレ場などに対応するパターンを持ち、内部構造もオフロードレースに対応する強さを実現している

 この狙いについて、トーヨータイヤ 商品企画本部 グローバルマーケティング部の瀧俊幸氏に聞いたところ、「トーヨータイヤでは、SUV用タイヤを今回打ち出しており、このタイヤの展示は東京、沖縄、大阪に続いて4地域目になります」とのこと。オープンカントリー R/Tは、「Mud Terrain」と「All Terrain」の特徴を兼ね添えた新カテゴリーの「Rugged Terrain」タイヤで、本格的なオフロード性能を持ちながら、オンロードでの静粛性や乗り心地性能を備えるという。一方、オープンカントリー M/Tは、Mud Terrainとしてさらに高い性能を狙ったものになるという。

 トーヨータイヤとしては、SUVが日本で人気となっていることから米国で高い評価を得ているオープンカントリーの日本での展開を加速しており、オープンカントリー R/T、オープンカントリー M/TともどもNAGOYAオートトレンド開幕前日となる2月22日にサイズ拡充を発表。新たな話題を用意しての出展となっていた。

 瀧氏によると、オープンカントリー R/T、オープンカントリー M/Tで用意しているタイヤサイズは異なるが、デリカやハスラーなど本格的なSUVとして楽しめるクルマ向けのサイズが用意されているのもウリだという。また、なかなか実物を見かける機会のないサイズを出展しているせいか、本気度の高いお客さまが多いという。実際、瀧氏にお話をうかがっている最中にも、クルマの下に潜り込みつつタイヤやサスペンションをチェックする(そしてスマホで撮影する)来場者を複数名見かけた。

 地域差について聞いてみると、「やはり来場者は東京や大阪が多いのですが」と語りつつ、意外と沖縄の出展で強い手応えを感じたという。

 オープンカントリー R/T、オープンカントリー M/Tとも、海外での高い人気を背景に、今後は日本での販売も強化。さまざまなSUVにマッチするよう、サイズ拡充を図っていく。トーヨータイヤのWebサイトでは、自分の車種から適合するタイヤが用意されているかどうか分かるようになっているので、オープンカントリーシリーズが気になる方は、トーヨータイヤのWebサイトを確認していただきたい。