東京オートサロン 2019

【東京オートサロン 2019】トーヨータイヤブースはモンスターピックアップトラック「F-150 Hoonitruck」を国内初披露

ケン・ブロック選手&川畑選手によるサイン会、哀川翔さんのトークショーなど実施

2019年1月11日~13日 開催(最終日は18時まで)

入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)

トーヨータイヤのブースでは、ピックアップトラックなどSUVの大型タイヤを臨場感ある展示で堪能できる。トヨタ自動車「ハイラックス」に装着されたオフロードタイヤ「OPEN COUNTRY R/T」

 TOYO TIREは、1月11日~1月13日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン 2019」に「トーヨータイヤ」ブースを出展。ブースでは、フォード「F-150」をベースにモンスターピックアップトラック「F-150 Hoonitruck」(1977年型)を日本初展示。この車両はル・マン24時間レースでクラス優勝したフォード「GT LM GTE」用をベースにするV型6気筒 3.5リッターツインターボエンジンを搭載し、最高出力912HPを発生。タイヤは日本未発売の大口径SUV専用タイヤ「PROXES ST3」(315/35 R20 110W)を装着している。

TOYO TIREのトーヨータイヤブース
「PROXES」や「OPEN COUNTRY」などタイヤの展示コーナー
モンスターピックアップトラック「F-150 Hoonitruck」(1977年型)
日本未発売の「PROXES ST3」(315/35 R20 110W)
F-150 Hoonitruck

 ブースには、マクラーレン「MP4 12C」、ランボルギーニ「ウルス」、ジープ「グランドチェロキー Trackhawk」、トヨタ自動車「ハイラックス」のほか、哀川翔さんが率いる「FLEX SHOW AIKAWA Racing」がアジアクロスカントリーラリーに参戦した際のトヨタ「ランドクルーザー プラド」も、使用タイヤと共に展示されている。

マクラーレン「MP4 12C」
マクラーレン MP4 12C
「PROXES RS1」フロント(305/650 R18)、リア(325/710 R18)
アジアクロスカントリーラリーに参戦した哀川翔さん率いる「FLEX SHOW AIKAWA Racing」のトヨタ「ランドクルーザー プラド」
トヨタ ランドクルーザー プラド
「OPEN COUNTRY M/T」(LT265/70R17 121/118P)
ランボルギーニ「ウルス」
ランボルギーニ ウルス
「PROXES Sports SUV」フロント(285/35R23)、リア(325/30 R23)。こちらは日本未発売サイズ
ジープ「グランドチェロキー Trackhawk」
ジープ グランドチェロキー Trackhawk
「PROXES ST3」(295/35 R22 108W)
トヨタ「ハイラックス」
トヨタ ハイラックス
「OPEN COUNTRY R/T」

 開幕日となる11日のプレスカンファレンスでは、冒頭にTOYO TIRE 代表取締役社長 清水隆史氏が登壇し、「当社は本年(2019年)1月1日をもって社名をTOYO TIREへ変更し、会社として新たな扉を開いたことを報告します」と社名変更を報告した。

TOYO TIRE株式会社 代表取締役社長 清水隆史氏
2019年1月1日、社名を東洋ゴム工業株式会社からTOYO TIRE株式会社へ変更

また、トーヨータイヤブースの向かいには別ブースとして「ニットータイヤ」でも出展していることを告知し、「この2ブランドでグローバルで展開しており、品質、性能はもちろん、本来はその対極にあるアグレッシブデザインを両立させることで、独自の存在感を放つタイヤブランドとして支持されています。決して飾りではない、世界が認める本物を両ブースに揃えました」とブランドについて説明し、続けて展示車両を装着タイヤの解説なども加えて説明した。

 その中で、本格オフロードタイヤ「OPEN COUNTRY M/T」が、バハ1000のトロフィートラック部門で2位の好成績を収めた報告があった。また、オフロード性能とオンロード性能を両立させた新しいカテゴリのタイヤ「OPEN COUNTRY R/T」は、国内でスズキ「ジムニー」向けのサイズを開発し、好評を博しているとの報告もあった。R/Tはラギッドテレインの略で、デコボコ、ゴツゴツした起伏のある路面に特化した性能を持つとのこと。

 続けて、YouTubeで3週間前に公開されたケン・ブロック選手の最新作「Gymkhana TEN(ジムカーナ10)」がすでに1200万回再生されたことも紹介。見応えあるF-150 HoonitruckとPROXES ST3のフィット感を堪能してほしいと語った。また、40年前にグループ企業としたNITTOが、アメリカで多くのファンを獲得し、「日本生まれのアメリカ育ち」のユニークな存在感を獲得していることを説明した。

 清水氏は「愛車はタイヤも含めて横顔が完成されています。タイヤはいかに独創的な表情を持っているかが重要です。さまざまなデザインを実現するために、各地域の指向性や文化も含めきめ細かくマーケティングし、強みを活かした製品展開をグローバルに行なっています。世界的に見てもSUVシフトが進んでいて、大型化しています。ドライバーの嗜好も多様化してきていています。今回、ブースではバラエティ豊かな商品を展示しています。社名にタイヤと掲げるメーカーは当社のみです。誰も走ったことのないようなところであっても、自らの走りで道を作り驚きと感動を提供できる、そんなタイヤメーカーであり続けたいと考えています」と説明した。

 加えて、TOYO TIREがサポートする世界的ラリードライバーのケン・ブロック選手、Team TOYO TIRES DRIFT所属でドリフト競技D1で3度のシリーズ総合チャンピオンになった川畑真人選手、バハ1000での優勝経験もあるオフロードレースドライバーのタボ・ビルドソーラ(ustavo Vildosola, Jr)選手のタイヤに関するトークがあった。さらに、2018年8月に行なわれたアジアクロスカントリーラリーで完走した俳優の哀川翔さんをスペシャルゲストに迎え、ラリーの様子なども交えトークが行なわれた。

TOYO TIREがサポートする世界的ラリードライバーのケン・ブロック選手
Team TOYO TIRES DRIFT所属の川畑真人選手
オフロードレースドライバーのタボ・ビルドソーラ選手
アジアクロスカントリーラリーで完走した俳優の哀川翔さんがスペシャルゲストとして登場
哀川翔さんの走行映像とともにトーク

 東京オートサロン 2019会期中には、ケン・ブロック選手、川畑真人選手によるステージトークショーをはじめ、哀川翔さんをスペシャルゲストに迎えたステージトークショーも開催。ケン・ブロック選手&川畑選手によるサイン会(1月11日に1回、1月12日~13日はそれぞれ2回)も行なわれる予定。

 記事内でも触れたが、TOYO TIREは向かいに「ニットータイヤ」ブランドとして別ブースも出展している。両ブースを訪れると質問の答えが分かる相互来場キャンペーンを実施しており、答えを書き、いずれかのブースに持参するとオリジナルグッズ(数量限定)がもらえる。

村上俊一